多くの子供が「スマホ依存」に近い状態なので、高校生になっても家族のスマホのルール決めは重要だったりします。
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他の家庭はどうしてる? 最新の高校生のスマホルール事情
まず現状把握からしていきましょう。
2024年に発表された内閣府の全国統計調査の結果によると、2023年時点での高校生の1日のスマホ利用時間の平均は374.2分(6時間14分)と過去イチでスマホ依存症に近い状態となっています↓
1日の平均利用時間(分) | 小学生 (10歳以上) |
Δ(年増加) | 中学生全体 | Δ(年増加) | 高校生全体 | Δ(年増加) |
2023年 | 226.3 | +12.6 | 282.1 | +5.1 | 374.2 | +29.2 |
2022年 | 213.7 | +6.3 | 277.0 | +17.6 | 345.0 | +14.3 |
2021年 | 207.4 | +61.0 | 259.4 | +59.7 | 330.7 | +63.3 |
2020年 | 146.4 | +17.3 | 199.7 | +23.6 | 267.4 | +19.6 |
2019年 | 129.1 | +10.9 | 176.1 | +12.2 | 247.8 | +30.6 |
2018年 | 118.2 | +20.9 | 163.9 | +15.2 | 217.2 | +3.4 |
2017年 | 97.3 | +3.9 | 148.7 | +10.4 | 213.8 | +6.5 |
2016年 | 93.4 | +8.6 | 138.3 | +11.0 | 207.3 | +14.9 |
2015年 | 84.8 | +1.5 | 127.3 | -2.9 | 192.4 | +7.3 |
学校の授業時間より長いじゃない
高校生のスマホの行動も「ゲーム」「動画視聴」などが多く、スマホを開くたびに「サービス側とスマホを使う側との時間の奪い合いの綱引き」から抜け出せなくなっています。
何かしらの「スマホを遠ざける対策・制限」をしないと完全にスマホ依存症から抜け出せなくなります。
友人関係でも受験を含む学習面でも限られた期間の重要な時期なので、「親側から」でも「子供が自主的に」でもルールは必要でしょう。
実は高校生の親と子供でルールの認識が大きく違う
という事で高校生になったと言えど、子供にスマホのルールは必要でしょう。(むしろ使用時間は高校生の方が長いので他学年以上に必要)
2022年時点で「高校生の子供にスマホルールを決めている」と回答した保護者は65%と3分の2あります↓
学年が上がるごと前述の通りスマホの利用時間は長くなりますが、ルールを決める家庭は減っているのが分かりますね。
気になるのは「ルール決め有」の回答は保護者側63%に対して子供側は47.1%とかなり食い違っています。
ここから「実は親はルールを決めているつもりでも子供はそうは思っていない・あまり気にしてない」という傾向が強い事が分かります。
他の家庭はどんなルールにしている?【高校生のスマホルール例】
では高校生がスマホを使う際にはどんな家族のルールを作るのが良いのでしょうか。
Yahoo知恵袋などQ&Aサイトでも家庭のスマホルールに関する相談は多いですが、中でも定番のスマホルールを以下に抜粋してみました↓
【高校生のスマホルールの例】
平日●●時以降(休日は●●時以降)は使わない
使用は夜●●時まで
学校の宿題や翌日の準備が終わるまで使わない
ゲームやアプリでお金がかかる時は相談する
アプリのインストール禁止(保護者との相談)
SNSの使用禁止・相談(LINE/Twitter/インスタ/TikTok/その他)
テスト前一週間は使用禁止
端末にパスワードをかけない⇒落とした時に悲惨なのでパスワードはかけてOK
検索機能へのフィルタリングは最低限
とは言え家庭によって子供の育成方針は千差万別なので、上記の中から使えそうなルールを各家庭で子供と話し合って決めてみて下さい。
【高校生編】家族のルール決めの参考:高校生は何にスマホを長く使っている?
ルールを決める際に参考になる情報として「高校生がスマホで何をしているのか」について知っておいて損はないでしょう。
あくまで統計=平均値ではありますが、高校生のスマホ利用項目のトップは「動画視聴」です↓
ここから「上位コンテンツに対して時間制限可能なルールにする」というのも良いアプローチかもしれませんね
上記からも高校生に人気の「動画視聴」や「ゲーム」で大きく時間を奪われている傾向にあるので、動画コンテンツの視聴時間でルールを決めるなどが良いでしょう。
ちなみにYouTubeやTikTok、Tverなどの無料動画サービスの他、2022年時点で高校生・大学生に人気の有料動画サービスは以下の通りです↓
情報源:【2022年版】10代女子に人気の有料動画配信サービスを調査! | マイナビティーンラボ
AmazonプライムはPrime Student会員があり半年無料&以降も月額250円と高校生でも支払えるリーズナブルな価格設定なので人気が高いです。
無料だけに限らず、安価な有料動画配信サービスも高校生には人気が高いようです。
ルール決めには以下のページも参考になると思うので併せて読んでみて下さい。海外で話題になった「18の約束」というスマホと家族の向き合い方について解説しています↓
またソフトバンクが親子で出来るスマホリテラシーを「全国統一スマホデビュー検定」というテスト形式で学習できるページを作ってくれているので保護者の方も子供も試してみて下さい。結構勉強になりますよ🎵
スマホルールのテンプレート(契約書)を作って見えるところに置いておく
実はソフトバンクがウェブで出来る簡単な「学生のスマホルールに関する検定(テスト)」を実施しているのですが、その公式サイトの中で「親子のスマホルールのテンプレート」を配布しています。
印刷した「親子のルール契約書」を親子が集まるリビングなど見えるところに置いておきましょう💡
ルールとは別にネットリテラシー部分についても同意事項があるので周知になるのでお勧めです↓
【ルール以外のリテラシーに関する同意事項】
・SNSやメールのやり取りは、使う言葉や内容に注意します。
・自分や友達の個人情報をネットに書き込みません。
・友達や有名人の悪口をネットに書き込みません。
・信用している相手であっても、見られて困る動画や写真は撮らせません、送りません。
・フィルタリング(有害サイトアクセス制限)を使います。
・スマホで困ったことがあったらすぐに相談します。
・「歩きスマホ」や「ながらスマホ」は絶対にしません。
このソフトバンクやワイモバイルが実施している「スマホデビュー検定」も保護者も子供もかなり勉強になるので、是非親子で挑戦してみて下さい↓
参考:全国統一スマホデビュー検定 (ソフトバンク公式サイトへ)