子供がLINEで何をしているのか分からないんだけど、LINEでどんな危険があるの?
唯一のLINEフィルタリング&自撮り被害対策も完備
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学生にとってスマホでの「LINE」は生命線!しかし…
東京都の統計調査によると、2021年時点でスマホを所有している小学生の利用率の高いSNSは圧倒的にLINEが多いです↓
【スマートフォンを所有する小学生におけるSNSの利用率】
SNS | 利用率 |
LINE | 70.0% |
13.2% | |
TikTok | 10.8% |
9.7% | |
8.9% |
情報源:家庭における青少年のスマートフォン等の利用等に関する調査 (東京都)
上記は2021年2~3月時点での統計データですが、近年小学生のスマホ所有率が急激に増加しているので、現在は更にLINEの利用率は高いと思われます。
学生にとってLINEは必須コミュニケーションツールであり生命線です。
「LINEを使いたいがためにスマホを持ちたい」という意見も多いくらい、学生にとって「スマホ=LINE」という重要度になっているのが現状で、これは保護者の方も感じているかもしれません。
子供・学生にLINEを使わせる事の何が危険なのか
「LINEに危険があるといってもフィルタリングアプリを入れているから大丈夫でしょ?」
と心の中で思ったのならば、注意したほうが良いでしょう。
何故ならLINEというアプリ内のコンテンツにはフィルタリングが効かないからです。
また不特定多数と簡単に繋がる事ができたり、顔が見えないグループでの会話からいじめの温床にもなりやすいなど「危険」の種類も多いです。
➀LINE内のリンクからサイトへのアクセスにはフィルタリングは効かない
18歳以下の子供にスマホを持たせる場合「青少年インターネット環境整備法」という法律によってフィルタリングの導入が義務付けられているのはご存知の通りです。(ドコモauソフトバンクを使っているのであれば「あんしんフィルター」などが有名)
フィルタリングの中でも、Safariなどのブラウザで検索した際に「子供にとって有害なサイトやコンテンツ」を表示させない・「子供にとって有害なサイトやコンテンツ」へのアクセスをブロックする「ウェブフィルタリング」という機能が一般的です。
しかしLINEの場合には、LINEの中のリンクから辿り着いたページでも、LINEのアプリの中という扱いになるためフィルタリングが適用されません。
これはLINEやYouTubeなどの”サードパーティアプリ”と呼ばれるもので、アプリ内の機能としてページを表示しているためスマホ側から制限できないわけです。
なので例えば子供たちの間でLINE内でサイトなどを紹介した場合、その先のサイトにはフィルタリングが効かない状態なので、どんなコンテンツでも表示されてしまいます。
現状”LINE”等のサードパーティアプリ内のフィルタリング方法はほとんどない
対策としては現状唯一子供向け格安スマホの「トーンモバイル」が、2020年に発表された新バージョン2.0で「LINE」や「YouTube」「Facebook」「Instagram」「Twitter」などにも制限可能にできるようになったとの事です。
現在はモニターテスト段階に入っており、おそらく次の新機種でこれらの機能が実装されてくると思われます。
➁LINEのタイムラインでまとめサイトのアダルト広告や過激なコンテンツが回ってくる可能性
LINEのソーシャル機能である「タイムライン」では同学年の友達が投稿した内容が時系列で表示されます。
この時表示される内容にももちろんフィルタリングは適用されません。子供にとって過激な内容の投稿がされた場合にもそのままタイムラインに表示され、子供が閲覧する事ができてしまいます。
また簡単に友達追加できてしまう「公式アカウント」の中にも、有害な広告が多く含まれる投稿を行う運営者や業者もたくさん混ざっているのでご注意を。
他にも子供たちの間で人気の高い「まとめサイト」などには、アダルトや過激な広告が多く表示されます。
➂顔の分からない相手とコミュニケーションが取れてしまう危険
LINEがSNSアプリであり、LINEの「友達追加」機能などで不特定多数の相手と簡単にコンタクトを取ることができる点も注意が必要です。
特に出会い系サイトに誘導するためなどで接触してくる業者も多いです。「”知り合いかも”にいたので連絡しました」といったような内容で知らない相手からの連絡は経験があるのではないでしょうか?
また最近問題になったのが、同年代の友達を装って裸の写真を自撮りさせて、その写真を脅しに使いお金を振り込ませるなどの被害もありました。
個人情報を漏らさない事は当然ですが、顔の見えない相手の言葉を簡単に信用しない事という当たり前の事を、ネットリテラシーとして子供に教えてあげてください。
顔が見えないLINEだから起こる「いじめの加害者・被害者」になる可能性
顔が見えないSNSアプリ特有のいじめの加害者・被害者になるというリスクも忘れてはなりません。
特にLINEには「顔が見えない+グループでの会話」といういじめの起きやすい環境です。
顔を合わせてでは言えないような事も、LINEでなら言えてしまう恐怖もあり、いつの間にか加害者側に加わっていたというケースもあります。
子供のスマホでLINEのフィルタリングって何をすればいいの?
ここまでで子供にLINEを持たせる危険や注意点をざっくり解説しました。
SNS特有のいじめや個人情報の流出に関しては、保護者側で子供に教えてあげてほしいところですが、現状でLINE内でフィルタリングのような有害コンテンツをブロック・非表示にする設定や機能はありません。
「LINEにフィルタリングが効かない」というのは現状防ぎようが無いという事です。
今後LINE側で改善してほしいところです。
保護者側で今出来る事:LINEアプリ自体の利用時間帯の制限
アプリ内のコンテンツへのフィルタリングは前記の通りできませんが、LINEというアプリ自体の起動時間帯の制限設定はフィルタリング側でコントロール可能です。(アプリの利用時間帯が設定できるフィルタリングサービスの場合)
例えば「LINEは何時から何時までの間だけ起動できる」といった設定をする事はフィルタリングサービスによっては可能です。
保護者側で出来る事➀:「友だちへの追加を許可」をオフにする
知らない相手から一方的に「友だち」に追加される事を防止するため、設定から「友達への追加を許可」をオフに設定しましょう。
これがONになっていると、電話番号を知っている相手の友だちリストに自動追加されます。一見便利に思えますが、電話番号が流出したり不特定多数に接触してくる業者もあるためリスキーです。
またLINEの設定から「プライバシー管理」>「メッセージ受信拒否」をオンにする事で、知らない相手からメッセージが届かないように設定する事が出来ます。
保護者側で出来る事➁:PC版のLINEで子供のLINEの中を監視する
LINEではPC版も存在しますが、実はスマホでLINEを使っているのと同じアカウントで、同時にPCでもLINEが使えます。
つまり子供のLINE IDが分かっていれば、リアルタイムでパソコンから子供のLINEアカウントへログインして行動をチェックする事も可能です。
しかしPC版で親がチェックしてももちろん「既読」が付きますし、何よりプライバシーに関わる部分なので必ず子供と話し合って合意の上でLINEの内容をチェックしましょう。