子供をLINEトラブルから守る!VOOMやアカウント制限する設定方法

子供をLINEトラブルから守る!アカウント制限する必須設定方法

美魔女ママ
美魔女ママ
子供にスマホを持たせているんだけど、LINEってフィルタリング効かないの?
別のページでも解説してますがLINEの中の機能にはフィルタリングが効きません。
元量販店員 りょう
元量販店員 りょう
美魔女ママ
美魔女ママ
子供たちみんなLINE使っているわよね。
危なそうだわ。
一番子供に定番のアプリですが、現在子供にとってLINEは無法地帯と言えるかもしれません。
 
特に最近ではLINE VOOMで簡単にショート動画が見られるので、LINE=スマホ依存症まっしぐらのアプリになっていますね💦
 
実はLINEが子供にとって結構な危険の巣窟だという事を親側は理解する必要があります。
元量販店員 りょう
元量販店員 りょう
美魔女ママ
美魔女ママ
そうなの?
親側で何か出来る事はないの?
では今回は子供のLINEアカウントの危険を対策する「制限設定方法」について解説していきます。
元量販店員 りょう
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フィルタリングが効かない!実は危険な子供のLINEでのトラブル

最近では連絡やコミュニケーションツールとしてすっかり定番になったLINEですが、子供たちの間では私たち以上に必需品となっています。

LINEのアイコン
特にここ数年でスマホの普及率が各学年で急増しており、小学生でも「LINEが使いたいからスマホが欲しい」という程に普及しています。部活やクラスの連絡網がLINEグループという学校も多いです。

特に中高生になると友だちのコミュニティでの会話がLINEで行われ、「よく使う」というよりも「無くてはならない」ライフライン(生命線)という位置づけにまでなります。

学生のライフラインとなっている”LINE”は保護者が思っている以上に無法地帯で危険

LINEはコミュニケーションツールでもあるのですが、

  • LINE VOOMでショート動画を無限に見続けていまう
  • タイムラインや「友だち追加」機能で様々な相手と簡単に繋がる
  • フィルタリングが効かずLINEから有害なサイトへのアクセスが可能
  • 過激な写真や画像が普通に見れてしまう
  • 見ず知らずの相手(業者など)からコンタクトされる危険
  • 顔が見えない同士のグループトークでいじめの被害者/加害者になるリスク

などLINEには保護者が把握していないような危険が存在します。

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危険やトラブルについては上のページで解説していますが、正直LINE内ではフィルタリングやペアレンタルコントロールが不十分と言わざるを得ず、対策が追い付いていない状況になっています。

「LINE VOOM」で子供が無限にショート動画を見続ける⇒制限不可

特に保護者視点で何とかしてほしいのが「LINE VOOM(ラインブーム)」ではないでしょうか。

「LINE VOOM」は2021年11月25日から「タイムライン」に置き換わる形でサービスが開始されており、TIKTOKやYouTubeショートのようなショート動画が簡単に観れるサービスです。

現在はLINEアプリのど真ん中のメニューに「LINE VOOM」が表示されており、ワンタップで簡単に動画が再生され始めるので、「連絡用にLINEが使えるスマホを持たせたのに、気が付いたら子供がLINE VOOMをずっと見ていた」なんて事も多いみたいですね。

また誰でも簡単にLINEから動画を投稿できるのもLINEVOOMの特長で「知らぬ間に子供がLINE VOOMに動画を投稿していた」なんて声も結構聞きます。

「LINE VOOM」の厄介な所は何と言ってもフィルタリング等で制限できない点です。

LINEアプリ自体を丸ごと制限することはできても、LINEがサードパーティアプリ=LINEアプリ内の機能に個別にフィルタリングをかける事ができないからです。

「VOOMごとLINEを制限する(連絡できない)」 or 「VOOMも連絡も制限しない」の2択しかない理不尽さ。やはり私は子供にLINEを使わせるのに懐疑的です。

LINE VOOMとの接触の機会を減らす制限設定方法

残念ながらLINEの設定で「LINE VOOM」の機能自体を制限することはできません。

「LINE VOOM」と子供の接触の機会を減らすことは設定で可能です↓

LINEの「ホーム」から右上の「設定 (歯車マーク)」から「一般」の項目の「LINE VOOM」に進み、

【LINE内で可能なLINE VOOMの制限設定】
  • 「LINE VOOM通知」をオフ
  • 「新しい友達に自動公開」をオフ
  • 「フォロー設定」の「フォローを許可」をオフ
  • 「ホーム」>「設定」>「写真と動画」>「動画自動再生」を「自動再生しない」に設定

に設定することで、LINE VOOMの通知を表示させないなど子供との接触頻度を下げる設定は可能です。

しかしながら、上記のLINE内の設定をしてもLINE VOOMの機能自体を制限しているわけではないので、子供は引き続きVOOMを楽しむことができてしまいます。

一応「AdGuard」というアプリを使い、ブラックリスト機能でVOOMを一部ブロックすることは可能なようです。が「ブラックリスト機能」を使うためには有料&これ自体にも広告が流れてくるのであまりお勧めはできません。

参考:AdGuard(Appストア)

LINEより大手3キャリアが無料提供している安全な国産LINE=「+メッセージ」のすゝめ

もし親子での連絡用にLINEを使っているだけなら、ドコモauソフトバンクが共同開発して無料提供している国産LINEこと「+メッセージ(プラスメッセージ)」を使う方が安全ですしシンプルで使いやすいと思います。

APPストアでのプラスメッセージのアプリページ

参考:
+メッセージ(プラスメッセージ)|GooglePlay
+メッセージ(プラスメッセージ)|AppStore

親子両方のスマホに上記のアプリをインストールして、電話番号を教え合えばすぐにメッセージも無料通話もできますし、LINEと違って余計な機能が付いていないので安心です。

プラスメッセージの実際の利用画面

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保護者側で出来る子供のLINEアカウントの制限設定

しかしながら保護者側で対策できる事もあります。

子供のLINEアカウントの制限設定を変更するだけでもある程度危険やトラブルに巻き込まれるのを事前に防止できます。

という事で以下の対策を子供のLINEアカウントに設定しましょう。

対策➀:LINEのプロフィールに本名や個人情報を記載しない

LINEのプロフィールは誰でも見れるものなので、絶対に個人情報を載せないようにしましょう。

LINEのプロフィール欄で記載できる項目は以下です。

「名前」

さすがに「LINEの名前」を本名にするのはしょうがない気がしますが、ここで入力した名前は会話やタイムラインで表示されます。

特に公式アカウントのタイムラインへのコメントで表示される点には留意を。ちなみに日本人の6~7割がLINEの名前を本名にしているそうです。

「ひとこと」

ひとことに個人が特定されるような情報(住んでいる場所や学校など)を記載しないようにしましょう。

「LINE ID」

LINE IDは重複しなければ好きな文字列を設定できますが、ここにも特定できる情報や誕生日などを入力するのはやめておきましょう。また手当たり次第ID検索して見つかったIDに送っている業者もあるかもしれないので、簡単なものもオススメしません。

ちなみに一度設定したLINE IDを変更する事は出来ませんので慎重に。

「アイコン」

写真に特定される場所などの情報を載せるのは極力控えたいです。

対策➁:LINEのID検索を無効に設定する

相手のLINE IDが分かると誰でもメッセージを送れてしまうのがLINEの怖いところです。

LINEでは勝手に相手からID検索されないようにブロックすることが出来ます。

設定(左上の歯車マーク) > プロフィール > 「IDによる友だち追加を許可」をオフ

にする事で、相手側からID検索されても表示されないようにすることが出来ます。

「IDによる友だち追加を許可」とは:

友だちがあなたのIDを検索して友だち追加する事ができます。

ただし、知り合い同士でLINE交換する場合にもID検索で表示されないので、”UQコード”や”ふるふる”で交換するか、一時的に「IDによる友だち追加を許可」をオンにした状態で検索してもらいましょう。

対策➂:「友だちの自動追加」をオフに設定する

LINEではLINE IDだけでなくスマホ内のアドレス帳に記載されている電話番号と紐づいているLINEアカウントを「友だち」として追加する「友だち自動追加」機能があります。

「友だち自動追加」とは:

アドレス帳を利用して、LINEを使っている友だちを自動で「友だち」に追加します。情報は暗号化されて安全に保存され、友だち検索及び不正利用防止外の用途で使用されません。

つまり子供のLINEアカウントの認証に使った電話番号を知っている相手の友だちリストに、自動で登録されてしまいます。

電話番号を知っている相手が知人であれば問題ありませんが、電話番号が流出した場合はどうでしょうか。

個人の電話番号をリストで販売して悪用する業者もいるので、以下の「友だち自動追加」をオフに設定する事をお勧めします。

友だち追加(右上の+アイコン) > 「友だち自動追加」をオフ > 「OK」

対策➃:公式のタイムラインへの「いいね」やコメントは極力控える

LINEには様々な公式アカウントが存在します。

各公式アカウントを友だち追加する事で「タイムライン」で公式側の配信を見ることが出来ますが、その際に各投稿に「いいね」やコメントをする事が出来ます。

しかし「いいね」やコメントをすると、個人のLINEアカウントのアイコンや名前が表示され、同じ公式アカウントを友だち追加している全てのユーザーから見える点にも注意しましょう。

出来れば公式アカウントのタイムラインへの「いいね」やコメントは控えた方が無難です。

2019年からLINEの対象年齢が12歳以上に引き上げられている

そんな問題を把握してか、LINE側も2019年からアプリの対象年齢を”12歳以上”に引き上げ変更しています。

2019年以前はLINEアプリは「年齢制限なし」だったのですが、現在はLINEは12歳以上が対象年齢と大きく変更されているので認識できていない方も多いと思います。

他にも、Twitterやインスタ、TikTokを含む多くのSNSアプリが対象年齢”13歳以上”となっていますので、保護者の方は把握しておきましょう↓

SNSサービス 年齢制限
LINE
LINE_アイコン_透過_260
12歳以上
※2019年以前は「年齢制限なし」だった
(18歳以上の確認が必要な機能制限が別に有)
Twitter
twitter_アイコン_透過_260
13歳以上
(2017年3月25日に変更済)
Instagram
インスタ_アイコン_透過_260
13歳以上
facebook
facebook_アイコン_透過_260
13歳以上
YouTube
YOUTUBE_アイコン_透過_260
Googleアカウントの作成は13歳以上
TikTok
TikTokのロゴ
13歳以上

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2023年発売のドコモauソフトバンクのキッズ携帯から安全なLINEのような「+メッセージ(プラメ)」機能が使えるように

そんな背景もあってドコモ、au、ソフトバンクが「+メッセージ」(プラスメッセージ=通称”プラメ”)というサービスを共同開発し、2023年にドコモとauで発売されたキッズ携帯機種から無料で使えるようになっています。

+メッセージ
家族などのあらかじめ登録した相手とのみ、「+メッセージ」でのやり取りが可能です。「+メッセージ」は、パケット通信料でメッセージのやりとりや、スタンプも送信でき、家族との楽しいコミュニケーションに便利です。

+プラスメッセージ(プラメ)_公式バナー

「+メッセージ」の機能は「メッセージのやりとり」と「無料通話」でLINEとほぼ同じですが、事前に保護者側が設定した相手としかやり取りができないという点で子供が使うケースでは安全性に大きく違いがあります。

+メッセージ

プラスメッセージの実際の利用画面

参考:+メッセージ(ドコモ公式)

別ページでも解説していますが、2023年頭にドコモ、au、ソフトバンクで相次いでキッズ携帯の新機種を発売しており、ドコモの「キッズケータイKY-41C」とauの「マモリーノ6」からは「+メッセージ」が無料で使えるようになっています。(それ以前の機種では残念ながら+メッセージは使えません)

ドコモのキッズケータイLY-41Cとauのマモリーノ6から+メッセージ機能が搭載されている(ソフトバンクのキッズフォン3は未搭載)

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ドコモの2023年モデル『キッズケータイ KY-41C』、auの『マモリーノ6』はタッチパネルや両面にカメラを搭載するなどスマホに近いキッズ携帯として進化しており、「+メッセージ」機能でもメッセージだけでなくスタンプや撮影した写真を送れるなど、LINEを意識したメッセージ機能となっています。

もしLINEを子供に使ってもらう理由が「保護者とのやり取り」だけなのであれば、LINEよりもこれらのキッズ携帯で使える「+メッセージ」の方が安全でお勧めできます。

【まとめ】トラブルを防ぐ子供のLINEアカウントの必須設定方法

という事で子供のLINEの設定を変更するだけでも、怪しい業者などからのコンタクトを減らすことができます。

しかし「LINEから有害サイトへのアクセスにフィルタリングが効かない」や「グループトークでのいじめ」などは機能面での対策をする事ができないので、子供にしっかり保護者側から注意喚起してあげて下さいね。

【補足】遂にトーンモバイルがLINEやYouTubeなどの制御が可能に…次機種くらいで制限可能になりそう

前記の通り、現時点ではLINEやYouTubeなどのいわゆる「サードパーティアプリ」経由でのアクセスに関してはフィルタリングが効きません。

これはLINEやYouTubeというアプリ自体の機能なので、スマホ側からアプリ内のサービスに介入できないからですね。なのでアプリの起動は制限できても、アプリを起動した後は制限が効かない状態でした。

通常はLINEなどを制限しても、起動時には制限は効かない

そんな中2020年に子供向け格安スマホの「トーンモバイル」が、新バージョン2.0で遂に「LINE」や「YouTube」「Facebook」「Instagram」「Twitter」などにも制限可能にできるようになったとの事です。

TONEファミリーで制限設定するとLINE等のサードパーティアプリの中にも制限が機能するようになった

新バージョンの2.0では、従来のプリインストールアプリだけでなく、サードパーティーのアプリも制限可能にする。ただしアプリごとに通信を解析する必要があるため、当初は「YouTube」「LINE」「Facebook(Instagram)」「Twitter」に限り、モニターテストに申し込んだユーザーのみ制限可能にする。モニターテストに参加した人は月額料金から500円を割り引く。テスト期限は現時点では定めていない。このモニターテストでは、アプリやWebの使用を「時間ごとに」制限できるようにもなる。

現在はモニターテスト段階に入っており、おそらく次の新機種でこれらの機能が実装されてくるのでしょうね。

僕らの問題も技術の進歩でどんどん解決していく… 素直に素晴らしい事だと思います。

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