「小学生のスマホ選び」に関しては以下のページで詳しく解説しているので参考にどうぞ↓
トーンモバイルから月1,100円でスマホ依存症対策できる小中学生向け格安SIM登場↓
2022年10月時点での小学生の学年別「スマホ」と「キッズ携帯」の所有率
子供が小学生くらいになると「スマホデビュー」を検討する時期がどこかで訪れます。
2023年11月にドコモのモバイル社会研究所が実施した統計調査(2024年発表分)によると、「小学校1~3年生」と「小学校4~6年生」のキッズ携帯とスマートフォンの所有率は以下の通りです↓
【小中学生の学年別のスマホとキッズ携帯の所有率】
学年 | スマホ所有率 | キッズ携帯所有率 | 端末未所持率 |
小学1年生 | 8% | 8% | 83% |
小学2年生 | 16% | 8% | 75% |
小学3年生 | 31% | 15% | 55% |
小学4年生 | 42% | 19% | 39% |
小学5年生 | 42% | 19% | 43% |
小学6年生 | 65% | 9% | 34% |
中学1年生 | 77% | 0% | 23% |
中学2年生 | 77% | 2% | 21% |
中学3年生 | 82% | 2% | 16% |
参照元:【小中学生】スマホ・キッズケータイ所有率 経年変化(モバイル社会研究所)
学年別に見てみると小学校4年生くらいまでは「キッズ携帯」も「スマートフォン」もそこまで所有している子供は多くないのが分かります。
小学校5年生くらいからスマホの所有率が大きく上昇し、小学6年生ではスマホ所有率が半数を超え52%まで上昇しています。
小学生全体でスマホ所有率がキッズケータイ所有率を上回る(2021年に所有率が逆転しスマホが多数派に)
特に防犯目的として低学年ほど持たせそうなキッズケータイですが、最近ではキッズケータイの機能(居場所検索や通話など)のほとんどが出来てしまうため、スマホにとって代わってしまっている印象もあります。
実際に小学1~3年生と小学4~6年生の両方で2021年にはスマートフォン所有率がキッズ携帯所有率を上回り逆転したことでも話題になりました↓
【2018年~2023年小中学生のスマホとキッズ携帯の所有率の推移】
特にキッズケータイはスマホとは対照的に年々所有率が下がっているのが分かりますね。
「防犯&連絡専用のキッズ携帯よりも、LINEや様々な機能が使えるスマートフォンを選択する家庭が増えている」というのがこの所有率の推移からも読み取れます。
スマホとキッズ携帯の差は「LINEが使えるか」が大きい
特にキッズ携帯とスマホの所有率が逆転した大きな要因として、小学生でも連絡手段の定番となっている「LINE」がキッズケータイでは使えない事があると思います。
一応2023年ドコモ、au、ソフトバンクで発売されたキッズ携帯機種からは、「+メッセージ」(通称”プラメ”)と呼ばれるLINE風の国産メッセージアプリが搭載されており、電話番号を知っている同士でメッセージのやり取りや無料通話が可能です。
とは言えここまでLINEが普及していると、相手にも「+メッセージ」を使って貰うのはハードルが高く、現実問題主流の連絡手段であるLINEが使えないデメリットは大きいです。
特に中学校に上がれば部活の連絡がLINEで回ってくるなんてケースもザラですし、スマホと同じくLINEも低年齢化していてLINEが使えるスマホが主流になるのは当然かもしれません。キッズケータイの時代もそろそろ… という事なのでしょうか。
【総務省の大規模統計】小学校高学年でスマホデビューが平均に!小学生のスマホ普及率は年々増加
また総務省が毎年発表している「青少年のインターネット利用環境実態調査」という大規模な統計調査の結果によると、小学生(10歳以上の高学年)のスマホ所有率は2023年時点で62.5%と今年も過去最高を更新しています。(2024年発表分)
参考:【小中学生】スマホ・キッズケータイ所有率 経年変化(モバイル社会研究所)
見やすいように表に直すと以下のようになります↓
【小中高校生のスマホ所有率の推移 (2017~2023年)】
学年毎の スマホ所有率 |
2023年 | 2022年 | 2021年 | 2020年 | 2019 | 2018 | 2017 |
小学生 (高学年) |
62.5% | 59.5% | 53.4% | 53.1% | 49.8% | 45.9% | 23.0% |
中学生 | 86.3% | 86.6% | 80.8% | 79.3% | 75.2% | 70.6% | 54.6% |
高校生 | 98.1% | 97.3% | 98.7% | 98.0% | 97.1% | 97.5% | 94.1% |
国の統計結果からも分かるように、小学生のスマホ所有率は年々増加傾向にありますが、特に2017年から2018年で急増しており、2023年(令和五年)時点で10歳以上の小学生高学年の62.5%がスマホを所持している事が分かります。
特に小学校高学年~中学入学でのスマホデビューが多い
また「どの時期にスマホを持たせるか(スマホデビューするか)」も気になるところでしょう。
「スマホをはじめて持たせた年齢」についてMMD研究所の2022年と2019年の調査結果が以下ですが、「小学6年生」と「中学1年生」でスマホデビューする子供が多く、「スマホは中学入学前~入学までには持たせる」が一般的になってきているようですね。
特に2019年との比較(画像右側)をすると、「中学3年生」の割合が下がって「小学6年生」と「中学1年生」の割合が上がっている事も分かり、この3年だけでもスマホデビューの年齢が下がっています。
また小学校低学年からスマホを持たせる家庭も少なくないことが分かります。
そこから中学入学近づくに連れてスマホ所有率は高くなっており、小学校高学年(5~6年)で大きくスマホ所有率が上がっているのが分かります。
中学入学時はスマホデビュー率が高いと言われますが、入学前後の小学6年生~中学1年生で全体の約23.4%がスマホを持たせているのが分かります。
確かに6年生の上の子のクラスでも結構持ってるみたいだし
男女別スマホ所有率は小学生でも結構違う
また興味深いのが、小学校高学年~中学生になってくると男女のスマホ所有率が10%近く差が出ている点です↓
特に小学校高学年から女子の方がスマホ所有率が10%近く高く、男子以上にコミュニケーションや防犯目的で持たせるケースが多いようです。
更にスマホの機種についても男女差が結構出ており、小学生でも中学生でも男子より女子の方がiPhone率が5~10%高い傾向にあります↓
【小中学生の男女でのスマホ機種の違い iPhone/Android】
学年 | 男女別 | iPhone所有率 | Android所有率 |
小学生 | 男子 | 39% | 61% |
女子 | 49% | 51% | |
中学生 | 男子 | 63% | 37% |
女子 | 68% | 32% |
やはり女子の方がiPhone所有率=iPhone人気が高く、中学生の女子では全体68%がiPhoneを所有とかなりの差が出ています。
小学生にスマホは早い?キッズ携帯で充分?小学生にスマホを持たせる理由
とは言え自制心の低い小学生にスマホを持たせるのはリスクもあるでしょう。
最近では格安スマホの登場で、ドコモやauで契約するより遥かに安く子供のスマホが使えるとはいえ、料金も問題もあります。
年々増加しているとはいえ、まだ小学生の子供にスマホを持たせる理由ってなんなんでしょう?
小学生はスマホでLINEが使いたい!小6の3分の1がLINE利用
まずはスマホを持っている小学生がどんな事に使うのかを把握しましょう↓
小学生のスマホで行う行動TOP3
頻度 | 利用内容 |
71%(1位) | ゲーム |
61%(2位) | 動画視聴 |
44%(3位) | コミュニケーション |
ゲームと動画(主にYouTube)は小学生なので当たり前と言えば当たり前で、スマホが有っても無くても子供は遊ぶのでスマホの機能で制限しましょう。
注目したいのは3位の「コミュニケーション」で、昨年よりも9%も増加しています。(2018年時点では35%だった)
最近では小学生でも連絡&コミュニケーションツールとして「LINE」を当たり前に使います。
以下のページでも解説していますが、小学生のLINE利用率は小学6年生で3人に1人とかなり高いです。
中学入学後の中学1年生になるとLINE利用率は4人に3人という”当たり前”になるので、小学生でLINEの利用も当たり前となりつつあります。
ゲームや動画だけなら勉強の邪魔になるので「小学生にスマホを持たせる必要はない」と切り捨てらます。
しかしLINEは新しい友だちとの交流手段や名刺のような役割もあるため、「スマホを持たない=交友関係に多少なりとも影響がある可能性」は拭えません。ここは小中学生でも我々大人でも同じです。
また今小学校で同じクラスの友達とLINEで繋がれると、中学でクラスが変わったり別の学校に行っても連絡が取れ合えますからね。
そういう意味でも「小学生にLINEは使わせてあげたい」と自分は考えます。ただしLINEにはフィルタリングが効かない部分もあるので子供と保護者でリスクについて話し合っておくことは必要かと。
小学生にスマホは持たせるべき?保護者の意見
という事で次は、「どうして小学生の子供にスマホを持たせたのか」保護者の意見を見ていきます↓
「習い事の送り迎え、子供だけで遊びに出かけた時にどこにいるかを把握できる機能が便利だから」
「スマホを持たせてもアプリやゲーム、SNSなどの機能は中学生になるまで使わせたくない。今はスマホやフィルタリングサービスで使わせない設定にできるので特に困らない」
「共働きなので子供との連絡手段が限られてしまうので」
主に子供との連絡手段や、居場所検索が出来る点に魅力を感じているようです。最近の小学生は放課後も習い事で多忙なので、保護者の目の届かない時間帯の安全対策ですね。
以下のページでも解説していますが、ゲームや動画は機能で簡単に制限できますし、キッズケータイの代わりに小学生に「見守りスマホ」として持たせるという家庭も増えてきているみたいです↓
格安スマホならキッズ携帯に近い料金で使えるため、わざわざキッズ携帯にしなくても… という事でしょうか。
最近ではフィルタリングサービスや子供向けの制限機能が優秀なものも多いので、意外と端末側の機能だけで安全面は大丈夫との判断をされている意見が多かったです。
また以下のような意見もありました。
「小学生から自主的に色々調べたり、考えたりしてほしい。そういう意味ではスマホは便利だと思う。」
「プログラミングも必修になって次世代の担い手なのでスマホくらい慣れておいてほしい」
確かにプログラミングが学習指導要領に加わり、使う側というよりは作る側になっていく世代です。
次世代の担い手としてスマホに慣れて、当たり前に使いこなして欲しいという意見も最もですね。
小学生には制限機能のしっかりしたキッズスマホ・ジュニアスマホを!
小学生にスマホを持たせるという事は、中高校生と違って自制心が弱いので、保護者側点とスマホの機能で制限をしないかぎり無限に遊んでしまうでしょう。
18歳未満の子供にスマホを持たせる場合、「青少年インターネット環境整備法」という法律によってフィルタリングの導入が義務付けられているのはご存知かと思います。
しかし、小学生のスマホには”フィルタリング”(インターネットで有害不適切なサイトを表示させない)という機能だけでは不十分で、
などのトラブルがあるので、少なくとも
- アプリ毎の利用時間やスマホの利用時間などを制限
- 保護者側で子供のスマホの利用時間や内容を把握
- 有料アプリのダウンロードやゲーム内課金の防止
- 居場所の検索や子供との無料通話などの連絡手段
などの機能は小学生には欲しいところ。
そして何より子供とスマホの使い方について家族のルール・約束を決めて家族で取り組む事が大事です。
小学生におすすめのスマホは安全性No1のトーンモバイル
小学生に特にオススメのスマホは言うまでも無く、フィルタリングや制限機能が最も優れた”トーンモバイル”でしょう。
トーンモバイルは全スマホ中でも子供に特化して作られ、『トーンファミリー機能』によって子供側のスマホを保護者側のスマホから管理・制限する事ができます。
トーンモバイル Web CM「お子様の見守りもダントツ」篇
特に保護者側のスマホから子供のスマホをチェック&制限する事が出来ます。(しかも月額1,100円+スマホ代で使えます)
小学生~中学生でスマホを使うなら、間違いなく安全性No1で料金も安いので第一候補に入ってくるでしょう。