初スマホデビューの時期はやはり「小学校高学年~中学入学時」が最多です。
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【2024年最新情報】2023年時点で中学生のスマホ所有率は約9割弱にまで!携帯(ガラケー)はほぼなし
最近では「スマホの低年齢化」が進んでいる事が話題になってますよね。
実際に2024年に発表された総務省(こども家庭庁)が発表している全国統計調査の結果によると、2023年時点で中学生の86.3%がスマートフォンを所持している事が分かります↓
参考:令和5年度「青少年のインターネット利用環境実態調査」(こども家庭庁)
見やすいように表に直すと以下のようになります↓
【小中高校生のスマホ所有率の推移 (2017~2023年)】
学年毎の スマホ所有率 |
2023年 | 2022年 | 2021年 | 2020年 | 2019年 | 2018年 | 2017年 |
小学生 | 62.5% | 59.5% | 53.4% | 53.1% | 49.8% | 45.9% | 23.0% |
中学生 | 86.3% | 86.6% | 80.8% | 79.3% | 75.2% | 70.6% | 54.6% |
高校生 | 98.1% | 97.3% | 98.7% | 98.0% | 97.1% | 97.5% | 94.1% |
毎年小中学生のスマホ所有率は増加傾向なのが分かりますが、直近数年の伸びは”急増”と言っていいレベルのものだと思います。
昔なら「スマホは高校生になったら」なんて子供に言ってましたが、現在は中学生でもスマホを持っていない方が少ないという時代になっている事が分かりますね。
上記の総務省の統計結果が”全国平均”である事を考えると、都心部ではもっと所有率は高そうです。
小学生でも5割以上がスマホ所持なのね
文科省が中学校でのスマホ・携帯の持ち込みを条件付き許可する方針に
また、2020年7月には文科省が災害時等の連絡&防犯手段として「中学校への携帯の持ち込み条件付きで許可する方針」を発表した事が話題になっており、今後は更に所有率は伸びていく事になりそうです。
初めてスマホを持たせる時期は「中学入学時」が最多
また子供にスマホを持たせるタイミングで最も多いのが、「中学校入学時」です。
以下は総務省の2021年の統計調査の結果(n=6500)ですが、2021年時点では中学1年生でのスマホデビューが22.1%と断トツで多いという結果になっています↓
情報源:青少年のスマートフォン利用開始時期(学年/年齢別) | 総務省統計結果2021年分
スマホデビューの年齢に関する他の統計でも「中学1年生」が最多となっており、多くの家庭で中学校入学のタイミングでスマホデビューをする事が上記の統計結果から分かりますね。
また、小学校卒業~中学校入学前後で子供にスマホを持たせる家庭もかなり多いですね。
個人的には「小学校卒業で離れてしまう友達との連絡先交換」という意味でも小学校6年生でスマホデビューしておいてもいいと思います。LINEの連絡先等知ってれば学校が違ってもやり取りはできますからね。
中学1年生のスマホ所有率は6~7割
他にも「スマホをはじめて持たせた年齢」についてMMD研究所の2022年と2019年の調査結果が以下ですが、こちらも「小学6年生」と「中学1年生」でスマホデビューする子供が多く、「スマホは中学入学前~入学までには持たせる」が一般的になってきているのが分かります↓
昨年の中学1年生のスマホ所有率が68.6%となっており、入学後の中学1年生では3人に2人がスマホを持っているという統計結果となっています。
また、2019年との比較(画像右側)をすると、「中学3年生」の割合が下がって「小学6年生」と「中学1年生」の割合が上がっている事も分かり、この3年だけでもスマホデビューの年齢が下がっています。
中学生のスマホ利用時間に日に4時間42分と過去最高に スマホ依存と隣り合わせ
また「中学生がどのくらいスマホを使っているのか」の統計結果が2021⇒2023年ですごい事になっていました。
以下は総務省が発表している「中学生のスマホの利用時間(1日平均)」ですが、2023年時点で1日平均281分(4時間42分/日)もスマホを使い、3時間以上スマホを使っている中学生が71.8%となっています↓
【中学生のスマホ利用時間の推移】
中学生スマホ平均利用時間 | 1日の平均利用時間(分) | 3時間以上の割合 |
2023年 | 282.1分 | 71.8% |
2022年 | 277.0分 | 69.9% |
2021年 | 259.4分 | 67.1% |
2020年 | 199.7分 | 52.0% |
2019年 | 176.1分 | 45.8% |
2018年 | 163.9分 | 37.1% |
2017年 | 148.7分 | 35.5% |
2016年 | 138.3分 | 30.4% |
特に2021年から2022年で急激にスマホ利用時間が増加しており「中学生の約7割が3時間以上使う」という衝撃的な数字が発表されました。「平均で1日7時間以上もスマホを触っている」という層も10~20%存在しています↓
中学生が1日平均で4時間半以上スマホ使ってるの?私よりひどいじゃない…
中学生でスマホ依存者がここまで増えているのに個人的に衝撃を受けました。
なぜ中学生のスマホ所有率が増加?最大の理由「LINEを使う為」
しかしどうして年々中学生や小学生のスマホ所有率が増加しているのでしょうか。
以下は総務省が公開しているデータから「中学生がスマホで利用する内容(2021年時点)」をグラフにしたものです↓
【小中高校生のスマホの行動内容=何をしているか】
学年別 スマホの利用項目 |
小学生 | 中学生 | 高校生 |
動画視聴 | 76.9% | 88.0% | 93.2% |
音楽視聴 | 47.3% | 80.8% | 88.9% |
情報検索 | 59.8% | 82.2% | 86.0% |
コミュニケーション | 46.4% | 79.4% | 85.9% |
ゲーム | 61.2% | 70.2% | 74.2% |
ニュース | 15.5% | 43.1% | 53.1% |
地図・ナビゲーション | 16.2% | 40.0% | 60.6% |
読書をする | 3.5% | 13.8% | 20.6% |
漫画を読む | 9.9% | 29.2% | 46.0% |
ショッピング | 2.4% | 13.00% | 35.0% |
勉強・学習・知育アプリ | 17.2% | 44.1% | 52.0% |
撮影や制作・記録 | 20.2% | 31.1% | 39.7% |
中学生なのでゲームや動画視聴が多い事も気になりますが、中学生がスマホで最も利用するのが「コミュニケーション」での利用=つまりLINEやTwitterを一番使っているという事になります。
中学生にもなれば子供の友達グループでの行動が多いですが、その際にLINEでのコミュニケーションが当たり前なようです。
友達同士のグループLINEでのコミュニケーションも当たり前の時代なので、特に女子は死活問題になりそうですね。
なのでスマホ=単なる遊び道具というよりは、「友達とのコミュニケーションを取るために持つ」という側面が強いです。
仲間外れにされたり、されなくてもLINEでの情報が来ないので必然的に友達関係では不利になる可能性が高いです。
保護者の方はその辺まで踏まえて、子供にスマホを持たせるかを決めるべきでしょう。
保護者の義務!中学生にスマホを持たせる⇒ルール決めと制限を!
という事でまだまだ自制心の弱い中学生の子供にスマホを持たせるわけですから、LINEなどのコミュニケーション以外にも、ゲームや動画、音楽視聴など、様々な誘惑で時間を浪費してしまう事が容易に想像できますよね。
前述の通り直近で中学生のスマホ利用時間が急激に伸びてスマホ依存症のリスクがかなり高くなっています。
なのでスマホの利用制限をフィルタリングアプリやサービス、スマホ自体のペアレンタルコントロール機能で設定すると共に、しっかりと子供と話し合って「親子のルール決め」を徹底してください。
中学生にスマホを持たせる際に必須の「家族のスマホルール決め」と「スマホの機能制限」に関しては、以下のページで詳しく解説しているので確実に行うようにしてください↓
法律でも「青少年インターネット環境整備法」によって、18歳未満のスマホにはフィルタリングを導入する事が義務となっていますが、それ以上に親子でルールを決める話し合いをする事が大事です。
中学生にガラケー(携帯)はどう?所有率はクラスに数人程度…
ちなみにここまでは中学生のスマホの所有率について解説してきましたが、スマホではなくガラケー(携帯電話)はどうなのか気になる保護者の方もいらっしゃるでしょう。
先程あった2018年4月入学の新中学生1年生を対象とした調査結果では、中学1年生のガラケー所有者はわずか5.8%でした↓
周りを見ても現在は中学生でもガラケー所持者はかなり少数派みたいですね。クラスに数人くらいでしょうか…
何よりガラケーではLINEが使えないのが痛すぎます。(2018年1月時点でガラケー向けのLINEサービスが終了)
確かにガラケーは安いですが、最近ではガラケーと同じくらいの料金で使える”格安スマホ”があります。
中学生の子供にスマホを持たせる際の料金面の心配があるならば、格安スマホで解決できますよ♪
中学生向けの格安スマホ選びは上記のページで徹底比較&解説しているので参考にしてみて下さい↑