TSUTAYAのスマホ『トーンモバイルでは』専用スマホをセット購入する必要がありますが、実は専用端末に差されているトーンモバイルのSIMカードを、iPhone等の他のスマホに差しても使うことが出来ます。
現在TONEの専用端末を使っていてiPhoneにしたいという場合などでも、トーンスマホのSIMカードをiPhoneに差し替えてAPN設定をする事で使えます。(もちろん非公式&自己責任)
今回は実際にTONE専用端末(TONE e19)に刺さっているSIMカードをiPhoneに差しても本当に使えるか試してみました。
トーンモバイルから月1,100円でスマホ依存症対策できる小中学生向け格安SIM登場↓
2018年よりSIMカードだけの『TONE SIM(for iPhone)』が登場
トーンモバイルと言えば専用端末「TONE e●●」シリーズのセット購入が必須の格安スマホでしたが、2018年4月よりiPhone用のSIMカードのみでの契約が可能になりました。
これによって『TONE SIM(for iPhone)』のSIMカードだけを契約し、家にお古やお下がりのiPhoneやiPadに差す事で、リユースで端末代を節約する事が可能となりました。
トーンモバイル専用端末のSIMカードが使えるiPhone・iPad・Android機種
また、現在『TONE m15』や『TONE m17』『TONE e19』『TONE e20』『TONE e21』などのセット購入できるトーンモバイル専用スマホを使っている人の中には、そのSIMカードを他のスマホやタブレットに差して使えないか気になっている方もいるかもしれません。
結論から述べると、トーンモバイル非公式ですが、トーンスマホのSIMカードを他の端末でも使う事が可能です。
当然トーンモバイル側では別の端末へSIMカードを差し替えて使う事は想定していないので、完全に動作保証の対象外&自己責任での利用となりますので留意を。
トーンモバイル専用端末のSIMカード使えるiPhone・iPad・Androidの機種は?
まずはトーンスマホのSIMカードを差して使えるiPhoneやiPad、Android機種ですが、トーンモバイルはドコモ回線を使っているため、他のドコモ回線の格安スマホと同じだと思われます。
つまり
ドコモで購入したスマホ機種 | そのままトーンスマホのSIMカードを差せば使える |
SIMフリー版のスマホ機種 | |
auやソフトバンクで購入したスマホ機種 | SIMロックを解除すれば使える |
iPhoneモデルで言うなら
トーンスマホのSIMカードで動作可否 | ドコモ版 | au/SoftBank版 |
iPhone 6s以降 | ◎(利用可) | △(SIMロックを解除すれば可) |
iPhone 6 | ◎(利用可) | -(利用不可) |
上記はあくまで自分の予想であって、全ての機種に差して試した訳ではないので完全に自己責任でお願いします。
ちなみにトーンモバイル株式会社がやっている『ServersMan SIM LTE』というサービスの回線も同じ回線を使っていると思われるので、そちらの動作確認済端末の情報もかなり参考になると思います↓
参考:動作確認済み端末 | ServersMan SIM LTE
少し古い端末が多いですが、Android機種も動作確認済の機種が多く記載されていますね。ここに記載されていれば使える可能性は高いでしょう。
トーンスマホのSIMカードを他のスマホで使う方法 & 実際にiPhoneで試してみた
という事で自分が昔使っていたiPhone6s(ソフトバンクで購入してSIMロック解除済)に、『TONE e19』のSIMカードを差して実際に使えるのか試してみました。
手順➀:トーンスマホのSIMカードをスロットから取り出しiPhoneへ差し替える
まずはトーンスマホ『TONE e19』からSIMカードを取り出します。端末購入時に同封されていたピン(安全ピンでも可)を穴にさして、SIMスロットを引っ張り出します↓
TONE e19のSIMカードのサイズは「nano SIM」なので調度iPhone6sのSIMスロットのサイズと同じなので、そのままiPhone6sのSIMスロットに差し替えます。
上記はトーンスマホのSIMカードを差し換えた直後のiPhone6sの画面ですが、この状態だとドコモの3G回線しか繋がらずインターネットが不可となっているのが分かりますね。
なので、以下のAPN設定で4G回線をつかめるように設定します。
手順➁:トーンスマホのSIMカードを他スマホで使うにはAPN設定が必要
続いてiPhone側にトーンモバイルのAPNの設定をします。
トーンモバイルでセット購入した専用端末は最初からAPN設定などの初期設定済の状態で届くので、特にAPN設定はしなかったと思いますが、通常どの格安スマホでもSIMカードのみを契約した場合は初期設定としてAPN設定を行います。
APNとは「アクセスポイントネーム」の略で、トーンモバイルのインターネットサーバーに接続するための情報をスマホに設定するわけですね。
iPhoneやiPadなどのiOS端末と、Android端末でAPN設定方法が異なります↓
iPhone・iPadの場合のAPN設定方法
iPhoneやiPadの場合には、Wi-Fiなどに接続して以下のページにアクセスし、APNの「構成プロファイル」をダウンロードします。
参考:APN設定方法 iOS 7.x/8.x/9.x(構成プロファイル)
その後ホーム画面から「設定」>「一般」と進むと先ほどダウンロードしたAPNファイルをiPhoneにインストールするか聞かれるので、「インストール」を実行します↓
以下のように「ServersMan SIM LTE」の構成プロファイルになっていればAPN設定は完了です↓
APN設定後はiPhone6sでも問題なくトーンモバイルのドコモ4G回線をつかめている事が分かりますね♪
これでインターネットにも接続できるので設定完了です。
「SIMロック解除済みのソフトバンク版iPhone6sでトーンスマホのSIMは使えた」という一例ができました。
Androidの場合のAPN設定方法
Android機種でトーンスマホのSIMカードを使う場合のAPN設定方法は以下です↓
「設定」>「無線とネットワーク」>「その他」>「モバイルネットワーク」から、「データ通信を有効にする」にチェックを入れて「アクセスポイント名」を選択します。
続いて画面右下のメニューアイコンをタップし、「新しいAPN」を選択します↓
APNを以下の内容で入力します。
名前 | 好きな名前を任意に入力 |
APN | dream.jp |
ユーザー名 | user@dream.jp |
パスワード | dti |
認証タイプ | 「CHAP」を選択 |
入力が終わったら「メニューキー」を押して「保存」後、作成したAPN名を選択すれば完了です。無事ドコモ4G回線に切り替わっている事を確認してください。
一応公式ページにiPhoneとAndroidそれぞれの「SIMカードの挿入方法」と「APN設定方法」が画像付きで記載されているので参考にしてみて下さい↓
【番外編】逆にトーンスマホ(TONE e19)に他社のSIMカードを差してみたら使えた
ついでにトーンスマホ(今回はTONE e19)の方に、別のスマホで使っているワイモバイル(格安スマホ)のSIMカードを差してみたところ、問題なく使えました。
ワイモバイルのSIMカードで動作が確認されている機種はSIMフリーかSIMロック解除済の機種なので、どうやらTONE e19はSIMフリー状態という事でしょうか。
ただ料金的にはトーンモバイルが月額1,000円と安いので、わざわざより高い他社の格安スマホのSIMカードを差して使う需要は無さそうですが…