『povo2.0』要注意な1.0との違い&楽天モバイルに対抗した料金0円のカラクリ

『povo2.0』要注意な1.0との違い&楽天モバイルに対抗した料金0円のカラクリ
美魔女ママ
美魔女ママ
なんか最近auのpovoが0円になったって聞いたわ
どこまで安くなるのかしら🎵
iPhone13発売の秋は通信業界の繁忙期ですが、そこに合わせて各社料金の値下げを行ってきましたね。
 
元々1GB未満の利用で無料になる「楽天モバイル」に対抗する形で、LINEMOとpovoが新プランをぶつけてきました。
今回は2021年9月に登場したpovo2.0について見ていきましょう💡
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楽天に対抗した値下げ競争でリニューアルした「povo2.0」

2021年9月にはiPhone13シリーズが発売⇒機種変ニーズが増すので通信業界は競争が激化していますが、中でも9月注目は「povo2.0」の登場でしょう。

povo2.0の公式バナー_正式スタートは9月下旬
参考:新プランpovo2.0は9月下旬スタート | povo公式

「povo」と言えばau系列の新ブランドとして2021年頭に登場して、ahamo、LINEMOと価格競争をしていた事が記憶に新しいですよね。

ドコモauソフトバンクとahamo,povo,LINEMOの関係性

秋の商戦では「1GB未満の利用で基本料金0円」を謡う楽天モバイルの料金プラン「Rakuten UNLIMIT Ⅵ」に対抗するために、LINEMOは月額990円の「ミニプラン」を8月にスタート(現在はベストプランにリニューアル)し、9月にpovoが月額0円の「povo 2.0」をスタートしたという形ですね。

povo 2.0は2021年9月下旬に正式スタートしているので、公式ページで確認してみて下さい↓

位置づけマップ2021:キャリアサブブランドmvnoに「ahamo」「povo」「softbank-on-line」が追加に_2021後半Ver2

キャリア プラン 開始日
楽天モバイル 「Rakuten UNLIMIT Ⅵ」 2021年1月末~
LINEMO 「ミニプラン」 2021年8月~
povo 「povo2.0」 2021年9月~

povo1.0はそのまま利用可能だけど、新規受付はpovo2.0スタートと一緒に終了に

それ以前のpovoは「povo1.0」という名称になり、povo2.0開始後はpovo1.0の新規受付は終了するとの事です。

既にpovo1.0を利用している人は、そのままpovo2.0スタート後もpovo1.0を利用可能です。(つまりpovo1.0利用者が2.0に移行したい場合は手続きが必要)

現行プランについて
povo2.0スタート後も継続してご利用いただけます。
 
新規受付を停止いたします
povo2.0のスタートをもって、povo1.0の新規受付は停止いたします。

povo1.0⇒povo2.0で何が変わった?⇒完全トッピング制に

povo1.0と2.0の比較表

今までの「povo」は、月20Gで月額2728円の1プランに必要に合わせてトッピング(これを「povo 1.0」としている)だったのですが、povo2.0では基本料金は0円として、自分の利用スタイルに合わせて「ギガ」や「使い放題」を組み合わせていく方式になっています↓

トッピング povo1.0(旧) povo 2.0(新)
基本料 月額料金 2,728円 0円
(※180日間以上有料トッピングの購入などがない場合、利用停止、契約解除となることがある。また別途所定の手数料等の費用がかかる場合がある)
月データ容量 20GB 0GB
データ容量が0GB時の
通信速度
最大1Mbps 最大128kbps
国内通話 22円/30秒
データトッピング 1GB 550円(31日間) 390円(7日間)
3GB 990円(30日間)
20GB 2,700円(30日間)
60GB 6,490円(90日間)
150GB 12,980円(180日間)
24時間データ使い放題 220円(24時間) 330円(24時間)
【無料通話トッピング】 5分以内かけ放題 550円(31日間)
完全かけ放題 1,650円(31日間)
他サービストッピング DAZN使い放題 760円(7日間)
smash.使い放題 220円(7日間)

参考:povo1.0 / povo2.0比較表 | povo公式

レストランで例えるならpovo1.0が「コース料理」だったら、povo2.0は「単品注文」みたいな感じです。「povo2.0」では基本料金は月額0円なだけで、お皿には何も盛られていない状態なんですね。

あとはトッピングの種類だけでなく有効期限もバラバラな点にも注目です。大きなギガ数のトッピングほど有効期限も長く設計されています。

基本的には「データトッピング20GB:2,700円(30日間)」を毎月買うので大きく変わらず

とは言え多くの人のデータ通信量の月利用料は3GB~20GBの間なので、データトッピング20GBの2,700円(30日間)を買っていく形になるでしょう。個人的にはその間のデータトッピング「5GB」「10GB」辺りを1200円とか1600円とかで欲しかったです。

完全カスタマイズ可能な反面、全てを自分で選ぶ難しさもあるので、ある程度自分の利用量を把握している人向けのプランと言えるかもしれませんね。

ただ、楽天に対抗して「基本0円」を謡えるのは大きいですからね。

povo2.0のデメリット➀:半年放置でアカウント停止の可能性

その他の注意点としては、「180日以上トッピングを購入しない場合は利用停止、契約解除になる可能性がある」と記載されており、povoを契約したけど半年以上放置していると止まる可能性がある点です。(楽天モバイルと同じですね)

デメリット➁:通信制限時は激遅に=0円運用は難しい

また「povo1.0」では20GB使い切って通信制限になっても制限速度が1Mbpsあったのでそれなりに使えていましたが、「povo2.0」では通信制限時の速度が128kbpsとなっている点にも注意です。

128kbpsと言えばYahooトップページを表示するのもカクカクなあの遅さですので、実質使いものになりません。

最近ではサブブランドもそうですが通信制限時でも1Mbps=1024kbps出るものが多かったのですが、ここは改悪と言ってもいいでしょう。

とは言えここを下げないとトッピング無しで無料で使われてしまうので、当たり前の変更ではあるのですが。

povo1.0⇒2.0でのその他の変更点

上記以外でもpovo1.0とpovo2.0では結構中身が違うので詳細も見ていきましょう↓

トッピング povo1.0(旧) povo 2.0(新)
【その他】 契約可能年齢 20歳以上の個人 13歳以上の個人
au契約期間 引き継げない
お支払い方法 ・クレジットカード
・auから移行した場合、au回線との合算請求/KDDIまとめて請求引継可能
・クレジットカード
eSIM 利用可能
(auから移行時は利用不可)
利用可能
対応端末 詳細ページ 詳細ページ
APNの設定 auスマホで自動設定される iPhone(iOS14.5以降)、Android一部端末で自動設定
ピクト表示 「au」と表示 iPhone(iOS14.5以降)、Android一部端末では「povo」と表示
LINEの年齢認証サービス 対応 非対応
【au利用者関連】 auの家族割プラス カウント対象 割引/カウントの対象外
auから移行時の
SIMカードの変更
変更不要 変更が必要
auの家族割 割引対象外
故障紛失サポート auから移行の場合、継続可 継続不可

その他で気になる変更点としてはアンテナ表示が「au」から「povo」に変更になる点や、LINEの年齢認証ができなくなる点には注意が必要そうです。

ちなみにLINEの年齢認証ができないと、以下のデメリットがあります↓

・LINE IDでの「ID検索」ができない
・電話番号でLINEアカウントを検索する「電話番号検索」ができない

普通にQRコードやふるふるで交換する事は可能なので、そこまで致命的な変更ではないのですが。

13歳以上ならpovoに契約可能に変更

契約可能年齢が20歳以上から13歳以上に変更になった事で、中学生くらいから本人名義でpovoに契約可能になっています。今後は学割キャンペーンなどの実施にも期待ですね。

またauのGPS見守りサービス「安心ナビ」ですが、安心ナビで探す方(基本的に保護者側)が、「パートナー登録をする探される方(主に子供)」の機種によっては利用できないとの注意書きに変わっていました。

この辺は安心ナビ公式ページに「povo契約をご検討中のお客さまへ(2021/9/14)」という記載が追加されていたので公式ページを確認してみて下さい↓

参考:安心ナビ公式ページ

auからの場合は条件が大きく変更=要確認を!

povoを検討する人の多くがau利用者だと思いますが、au⇒povoのケースでは、povo1.0から2.0で色々と条件が変更されているのでまとめてみました↓

【〇な変更点】

「povo1.0」のeSIMはauから移行時は利用不可だったのですが、「povo2.0」ではauからも利用可能になりました。

【×な変更点】

auから移行の場合、au回線との合算請求/KDDIまとめて請求引継可能だったのですが、「povo2.0」ではこれができなくなりました。
 
「povo1.0」ではauの「家族割プラス」のカウント対象だったのですが、2.0からは割引やカウント対象外に(=家族がauの場合のメリットがなくなる)
 
「povo2.0」ではauから移行時のSIMカードの変更が必要になりました。
 
auの「故障紛失サポート」がpovo2.0では継続できなくなりました

 
その他「auモバイル優遇割」「auご利用料金割引プログラム(au PAYマーケット)」「au自動車ほけん auユーザー向け割引特典」「auのiDeCo auユーザー向けポイント特典」などの各種au特典が非対応になりました。

全体的にpovo1.0ではauの別プランのような扱いだったのに対して、povo2.0ではアンテナピクトの表示がpovoに変わったようにauとは別の「povo」という通信会社に移行した扱いに変更されている印象です。

上で挙げた通りauからpovoの場合はpovo2.0になった事で手間が増えたり対応しなくなったりがありますね。

それでもauの料金プランから考えれば殆どの場合かなり安くなるのでメリットの方が多いですが。

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