povo(ポヴォ)2.0で「キッズ携帯」の取扱いは無し!
小学校低学年の防犯見守り&連絡用の定番端末「キッズ携帯」ですが、povo(ポヴォ)ではキッズ携帯を取り扱っていません。
そもそもpovoではスマホ等の端末を販売しておらず、通信回線の契約のみのサービスを提供している通信会社なんですね。
一応povoサイト内「au Online Shop 端末購入」というページがあり、povoの公式ページを通して親会社の「auオンラインストア」でスマホ等の端末をセット購入することができます。(auオンラインショップの窓口的な形)
参考:au Online Shop 端末購入のご案内(povo公式サイト)
auで購入したマモリーノ(キッズ携帯)をpovoで使う事はできる?
では同グループのauで購入したキッズ携帯機種「mamorino(マモリーノ)」シリーズに、povoのSIMカードを差して使うことはできるのでしょうか。(持ち込みパターン)
povoを含む通信会社では、端末持ち込み利用の際の参考にできるように、自社で動作確認ができた実績端末を公式ページに記載しています↓ (動作保証ではなく、あくまで動作実績ベース)
ただ、povo側で動作確認が取れている端末一覧ページには、auのマモリーノシリーズを含むキッズ携帯機種の記載はない=動作実績がありませんでした。
もちろん動作が確認できていないだけで、持ち込めば動作する可能性もありますのでその辺は自己責任でという事です。(povoへのマモリーノの持ち込み検証は別ページで検証していますので参考にどうぞ)
povo以外で正攻法でキッズ携帯を使うならドコモ、au、Softbankのキッズ携帯しかない(保護者と同じキャリアが〇)
もしどうしてもキッズ携帯を使いたいのであれば、ドコモ、au、ソフトバンクのどこかで契約して使うのが一番早いです。
というのも現在キッズ携帯を取り扱っているのはドコモ、au、ソフトバンクの3社しかないのでそれぞれで販売している以下のキッズ携帯機種を契約して子供に持たせるのが一般的です↓
ドコモauSoftbankキッズ携帯の機種一覧表
通信会社 | キッズ携帯の機種名 | 見た目 |
キッズケータイ KY-41C ・2023年2月24日発売 ・本体定価:22,000円 (製品ページを見る) | ||
キッズケータイ SH-03M ・2020年1月発売 ・本体定価:14,256円 (製品ページを見る) | ||
マモリーノ6 ・2023年2月発売 ・本体定価:22,000円 (製品ページを見る) | ||
マモリーノ5 ・2019年2月発売 ・本体定価:11,000円 (製品ページを見る) | ||
キッズフォン3 ・2023年1月発売 ・本体定価:20,880円 (製品ページを見る) | ||
キッズフォン2 ・2020年1月発売 ・本体定価:18,000円 (製品ページを見る) |
もし保護者がドコモやau、ソフトバンクの3キャリアのどれか使っている場合は、保護者と同じキャリアでキッズ携帯を契約するのがお勧めです。
他にもキッズ携帯を取り扱っている通信会社がないか調べてみましたが、現時点ではドコモ、au、ソフトバンク以外でキッズ携帯を取り扱っている新ブランド・サブブランド・格安SIMはありませんでした。
2023年にドコモ、au、ソフトバンクで発売のキッズ携帯はスマホ寄りに進化
特に2023年に3社ともキッズ携帯の最新機種を販売しており、「通話機能」や「GPS居場所検索」「防犯ブザー」などの基本的な見守り機能に加えて、「前後カメラ機能」「タッチパネル」などスマホに寄せた機能も搭載しており「キッズスマホに近いキッズ携帯」となっています。
中でもドコモとauのキッズ携帯には「+メッセージ」(プラメ)と呼ばれるドコモ、au、ソフトバンクの3社が共同開発したメッセージアプリを使うことができ、電話番号だけで写真や動画、スタンプなどのやり取りができるメッセージアプリを搭載しています。
参考:+メッセージ(au公式)
昨今定番のメッセージアプリ「LINE」は、「知らない相手と繋がってしまう」「サードパーティアプリなのでフィルタリングが効かず有害な情報にアクセスできてしまう」など、子供にとっては結構リスクがありますからね。
そんな背景から生まれた「+メッセージ」は、安心して使える”子供向けのLINE”と言ったところです。
もしキッズ携帯を検討しているなら、シンプルにドコモ、auで最新のキッズ携帯(在庫があれば1つ前モデルも値下げしていてコスパ〇)を契約して使うのがお勧めです↓(Softbankの2023年1月発売の「キッズフォン3」にはプラメは未搭載)
ドコモの「キッズケータイ kY-41C (2023発売モデル)」を確認
auの「マモリーノ6 (2023年発売モデル)」を確認
ソフトバンクの「キッズフォン3 (2023年発売モデル)を確認
3キャリアのキッズ携帯でできる事や機能・料金面や注意点などは、以下のページで機種ごとに詳しく解説しているので参考にしていただけると幸いです↓
保護者がそのキャリアを使っていないと、一部の家族間無料通話や一部の見守り機能が使えなくなる場合がある
先述のドコモ、au、ソフトバンクでキッズ携帯を契約して使う際に注意点があり、実はキッズ携帯は保護者も同じキャリアを使っていないと一部の機能が制限されてしまう場合があります。
具体的には、ドコモ、au、ソフトバンクとも、子供単独でのキッズ携帯の契約自体は可能なのですが、GPS居場所検索サービスが使えない・利用料が発生したり、家族間無料通話ができなかったり(22円/30秒の割高な一般通話になってしまう)などのデメリットもあります。
3社の単独契約時 デメリット比較 |
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GPS居場所検索サービス名 | イマドコサーチ | あんしんナビ | 位置ナビ |
キッズ携帯単独契約での利用可否 | × (単独契約での利用不可) | ||
家族間無料通話 | なし (発信側に22/30秒の通話料が発生) |
キッズ携帯単独契約(保護者は別の通信会社&子供だけキッズ携帯をキャリアで契約パターン)の場合のデメリットについては、別ページで詳しく解説していますが、キッズ携帯自体は子供単独で契約できても、GPSで子供の居場所を探すことが出来なかったり親子での通話にも通話料が発生したりと、防犯機能としては不十分と言わざるを得ません。
追記:2023年12月13日から親がドコモ以外でもドコモで「イマドコサーチ」が使えるように
上記のような「GPS居場所検索サービス」の面倒な利用条件が2023年に改善され、ドコモだけは2023年12月13日より探す方(保護者側)がドコモ以外でも「イマドコサーチ」を利用できるように利用条件が変更されました。
探す方がドコモ回線を契約していない場合、探される方のドコモ回線でイマドコサーチを契約してください。
探される方のドコモ回線でイマドコサーチをご利用になる場合のお申込み方法と事前設定、ご利用方法をご案内します。
この変更によって、今まで親子両方が同キャリアを契約することが利用条件だった「イマドコサーチ」が、保護者がどこの通信会社を使っていても利用可能になりました。
という事で、現在もし保護者がドコモ、au、ソフトバンク以外を契約している場合でも、子供単独でドコモで「キッズケータイ」を契約しても、保護者側でドコモのGPS居場所検索サービス「イマドコサーチ」が利用可能=キッズ携帯で見守り機能が使える唯一の方法となったのでお勧めです↓
保護者がドコモ、au、ソフトバンクを使っていてキッズ携帯を契約する場合の条件や選択肢の詳細に関しては以下のページで詳しく解説しているので参考にしてみて下さい↓
キッズ携帯の代わりにpovo2.0(ポヴォ)でキッズスマホを使うという選択肢
先述の通りpovo2.0(ポヴォ)にキッズ携帯はありません。
が、auオンラインストア経由で学生に人気のiPhoneなど(格安の認定中古iPhoneも)が購入できたり、auと同じ「あんしんフィルター for au」や「+メッセージ」が無料で使えたりと、povoはキッズ~学生向けのキッズスマホにかなり向いています。
最近ではスマホの低年齢化が進み、2021年には小学生1~3年生/4~6年生の両方で、スマホ所有率がキッズ携帯の所有率を上回ったことでも話題になりました。
そんな環境の変化からも、最初からキッズ携帯ではなくキッズスマホを持たせるという家庭も増えてきています。
povo2.0(ポヴォ)のキッズ~学生向けメリットを挙げると以下の通りです↓
auと同じ「あんしんフィルター for au」や「未成年WEBフィルター」が無料で使える
未成年でも13歳以上なら本人名義で契約可能
学生に人気のiPhoneがauで買える&格安の認定中古iPhoneも
基本料金0円&トッピングで都度課金していく料金体系なのでギガの無駄がない
学割はないけど「au PAY 残高還元キャンペーン」などキャンペーン特典も豊富
何よりpovoの”基本料金0円&必要な分だけトッピングしていく”という料金体系は、最低限使う分のギガ分だけの支払いで済んで無駄がないです。
最低限のギガ消費で使うキッズスマホにピッタリの通信会社と言えるでしょう。
povoでキッズスマホを使うメリットについて順番に見ていきましょう↓
auと同じ「あんしんフィルター for au」や「未成年WEBフィルター」が無料で使える
特に18歳未満の未成年がスマホを使う場合、フィルタリングの導入が平成30年2月1日に「青少年が安全に安心してインターネットを利用できる環境の整備等に関する法律」の改正によって義務付けられています。(通信会社側と保護者側の義務)
povoはauグループという事で、auと同じフィルタリングアプリ『あんしんフィルター for au』や『未成年WEBフィルター』を無料で使う事ができます。(月額料金:無料)
参考:
・あんしんフィルター for au
・未成年WEBフィルター
格安SIM側も未成年のスマホにはフィルタリングサービスを提供する義務がありますが、月額数百円の有料オプションとして提供しているところも多いですが、povoは無料なのは地味に有難いです。
ちなみに、AndroidスマホであればGoogle謹製の無料サービス『Googleファミリーリンク』が使えますし、iPhone(iOS)であれば標準搭載されている『スクリーンタイム』がそれぞれ無料で利用可能なので、併用することで足りないサービスを補う事ができます。
参考:
Googleファミリーリンク(Android)
スクリーンタイム(iOS)
未成年でも13歳以上なら本人名義で契約可能
そもそも「未成年でもpovoに契約できるの?」と疑問に思うかもしれませんが、未成年でも13歳以上なら本人名義でpovoを契約する事が可能です。
Q.未成年者の名義で契約できますか?
A.はい、13歳以上の方であればご契約できます。
なお、お申し込みには親権者の同意が必要です。親権者同席のうえでお手続きください。
実際にpovoの申込画面(povoアプリ上で申込)では、以下のような利用者と契約者が別の場合の確認があります↓
逆に13歳未満だとpovoを本人名義で契約することはできませんのでご注意を。
学生に人気のiPhoneがauで買える&格安の認定中古iPhone(リユース)も
前述したようにpovoではauストアから購入したスマホが使えるので、学生に人気のiPhone等も簡単な手続きでpovoで使うことができます。
特に昨今ではiPhoneの値上がりから注目を集めている中古iPhoneですが、auでは『au Certified』と呼ばれる”認定中古iPhone”が格安で販売されているのも学生のスマホ購入時には結構な追い風だと思います。
auの認定中古iPhoneは、auの端末返却プログラムで回収したiPhoneの中から特に状態の良い端末を厳選して初期化&クリーニングして販売しており、新品のiPhoneと比較しても格段に安く購入することができます。
参考:au Certified iPhone | au公式オンラインストア
他にもauは大手3キャリアという事で数多くのiPhone&Android機種を販売しているのも◎です🎵
基本料金0円&トッピングで都度課金していく料金体系なのでギガの無駄がない
そしてpovoを選択する最大のメリットが料金面の安さでしょう。
冒頭でも説明しましたが、povoは「基本プラン料金0円 + 都度トッピングを購入」という革新的な料金体系となっています↓
参考:povo2.0料金プラン
必要最低限のギガ等をこちらが購入していくため、無駄なギガ分の通信費を支払う必要がないので通信費の節約としては最安水準になります。
逆にコンスタントに毎月何十ギガと使うようなヘビーユーザーの場合、povoよりもahamoのようなまとまったギガ数の月容量のある料金プランを選択する方が結果的に安く済みます。
学割はないけど「au PAY 残高還元キャンペーン」などキャンペーン特典も豊富
またpovoはキャンペーンも頻繁に開催しており、期間限定キャンペーンが多いです。
時期によって実施しているキャンペーンは常時変わっているので、現時点での最新キャンペーンはpovo公式ページをご確認ください↓
公式サイト;キャンペーン一覧(povo公式サイト)
povoに学割キャンペーンはないが、学割有のドコモよりもトータルの料金は安いという比較結果に
また、学生がpovoを使うという事で「学割キャンペーンはあるのか」という点も気になるのではないでしょうか。
実はpovoにはauのような学割キャンペーンはありませんが、以下ページでも詳しく料金計算&比較していますが、学割有のauよりも学割無しのpovoの方が、トータルの支払額は安いという結果になっています↓
また同じauグループのサブブランド『UQモバイル』では、au同様に毎年年末~翌年の5月末まで学割キャンペーンを実施しており、学割期間中は、学割無しのpovoと同じくらいの安さで使う事ができるというシミュレーション結果になりました。