ただし、常習犯や1円スマホの転売ヤー等の対策に、「1,078円の損害賠償(契約解除料 2024年2月24日~)」や「ブラックリスト」などのペナルティを設けているという事です。
楽天モバイルをすぐに解約(即解約や短期解約)するとペナルティ・ブラックリスト入りはある?⇒2023年10月から損賠賠償請求の可能性
楽天モバイルと言えば「1円スマホ端末」だったり「高額楽天ポイント還元キャンペーン」だったりと魅力的な契約特典を打ち出しています。
後述する「損害賠償金の請求」や「ブラックリスト」などと聞くと契約後すぐに解約しても大丈夫か心配になると思いますが、楽天モバイルでは基本的には「最低契約期間」も「契約解除料(違約金)」もないことを公表してしています。
楽天モバイル公式ページの「よくある質問」でも以下のように公式回答しています↓
Q.Rakuten最強プランはいつでも解約できますか?最低利用期間・契約解除料はありますか?
A.いつでも楽天モバイルの回線を解約できます。最低利用期間・契約解除料はありません。
月途中で解約した場合、プラン料金は解約までにご利用いただいたデータ利用量に応じて請求いたします。
※解約月はユニバーサルサービス料および電話リレーサービス料の請求をいたしません。
月途中に解約し、データ利用量が2GBだった場合の例:3GBまでのプラン料金980円(税込1,078円)のご請求となります。
「楽天モバイルを契約してみたけど合わなかった」など利用者にも様々な事情があるでしょうし「楽天モバイル契約後すぐに解約する」というケースも時にはあるでしょう。
楽天モバイル側が公に上記のように記載している以上、即解約1回目で「ブラックリスト」や「損害賠償の請求」などのペナルティを課すのはあまりにも理不尽というものです。
なので普通に楽天モバイルを使ってみて直ぐに解約する場合にはペナルティなどを気にする必要は無いでしょう。
ただし、転売ヤーや特典・1円スマホ端末を狙った即解約や短期解約(持ち逃げ)を繰り返す一部のユーザーが存在することは事実で、楽天モバイルとしてもボランティアではないのでこれらの悪質なユーザーを対策するためにペナルティを課しているという事です。
損害賠償とかブラックリストは故意に即解約とか短期解約を繰り返す人向けのペナルティなんですね
普通に契約して合わなくて直ぐ解約する分には問題なしって事ですか。安心しました
ちなみに楽天モバイルの発表によると解約率は2%程なので、その中の短期解約・即解約者はそこまで多くないです
追記:2024年2月28日から「利用実態のない回線」の契約解除料として1,078円が請求されるように
楽天モバイルでこの短期解約や悪質な利用者対策として、2024年2月28日から「利用実態のない回線」に対して契約解除料として1,078円を請求するというルールが追加&開始されています。
2024年2月21日(水)より、利用実態がない回線への契約解除料(解約事務手数料)の請求を開始いたします。
変更内容については、以下をご確認ください。
■対象のお客様
・お申し込み後1年以内に回線契約を解約し、かつ本サービスの利用実態がない回線契約をお持ちのお客様
※お申し込み後1年以内に解約した場合でも、通常の利用方法であれば契約解除料(解約事務手数料)は発生いたしませんので、ご安心ください。
※2024年2月28日(水)に、対象の回線を「利用意思がないと認められる回線」から「利用実態のない回線」に変更しました。
■契約解除料(解約事務手数料)
980 円(税込1,078 円)
※最強家族プログラム適用の場合は880円(税込968円)の請求
■変更内容
改定前:
契約解除料: 0円(税込0円)
↓
改定後:
契約解除料(通常利用) 0円(税込0円) 契約解除料(利用実態がない回線※2) 980円(税込1,078円) ※2:お申し込み後1年以内に本契約を解約し、かつ本サービスの利用実態がない回線のことを指します。
あくまで「利用実態のない回線の契約解除料金」なので、「申込後1年以内に解約した場合でも、通常の利用方法であれば契約解除料は発生いたしませんので、ご安心ください。」と記載されているように常習犯でもない限りは気にしなくて良さそうです。
【2023年10月1日~】楽天モバイルが約款変更で損害賠償が請求される可能性
楽天モバイルの即解約・短期解約に対するペナルティで直近で変更されて話題になったのが、2023年10月から「損害賠償請求」というペナルティが課される可能性が出てきた事でしょう。
2023年10月1日に楽天モバイルの約款が一部変更され、「第15条(当社が行う契約の解除等)」の項目に以下の一文が追加されました↓
約款変更前 (~2023.9.30) |
約款変更後 (2023.10.1~) |
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上記の赤文字部分が変更のあった約款部分ですが、具体的な損賠賠償額はこの文章内には記載されていませんが、別の楽天最強プランの料金表(PDF)には「回線利用医師のない契約に対する損害賠償:3,000円(不課税)」と確かに記載されています。
情報源:(PDF)楽天モバイル料金表 > 楽天モバイル 手数料等
また「本サービスの支払い手段として契約者が登録している支払い手段により当該損害金の徴収を行う」ともあるので、楽天モバイルの料金の決済手段として設定している方法(多くの人がクレジットカードや口座振替など)で損賠賠償金3,000円が徴収されるようです。
「本サービス利用の意志が無い」の部分について、意思があるかないかは本人しか知り得ないとは思いますが、やはり利用期間が短すぎるとそう判断されるという事なのでしょう。
ちなみにペナルティは損害賠償3,000円の他にも、以下の「ブラックリストによる契約不可」(審査に通らない)もペナルティとして課される可能性が高いです。
ブラックリストのボーダーラインの目安は6~7か月(推測)
楽天モバイルに限りませんが、即解約や短期解約のペナルティとしては「ブラックリスト」が最も有名ではないでしょうか。
楽天モバイル側が明らかに即解約・短期解約での特典だけを狙った利用者だと判断した場合には、独自のいわゆる「ブラックリスト」に追加され、以降は申込等の審査に通らなくなるというペナルティです。
ブラックリストに関しては表向きには”無し”とされていますが、実際にはどこの通信会社でも独自の基準でブラックリストが存在するようです。(商売なので当たり前と言えば当たり前ですが)
また、ブラックリスト入りのボーダーラインとしては「契約から6~7か月間」と言う基準が一般的な目安とされています。
もちろん公表していない以上正確なボーダーラインは分かりませんが、一度通信会社を契約したら基本的には半年以上は使い続けましょう。
楽天モバイルをすぐ解約すると特典ポイントや1円スマホなどはどうなる?没収される?
また楽天モバイルを契約⇒短期間で解約しても、キャンペーン特典で付与される楽天ポイントや1円スマホを没収されるという事は有りません。
まず楽天モバイルの申込キャンペーンで付与される楽天ポイントのほとんどが、「開通月の翌々月末までに付与」となっており、特典のポイント付与まで最低でも3か月間は楽天モバイルを使い続けることになります。
■ 特典内容:
6,000ポイントプレゼント■ ポイント付与日:
「Rakuten最強プラン」のプラン利用開始および「Rakuten Link」の利用が確認された月の翌々月末日ごろに付与
現在楽天モバイルで実施中の申込特典が貰えるキャンペーンとポイント付与タイミングは以下の通りです↓
楽天モバイル申込時に使えるキャンペーン一覧
キャンペーン名 識別CPコード 実施期間 |
特典や条件 |
【楽天モバイル紹介キャンペーン第3弾】 ・コード:【1784】 ・2023/2/15~終了日未定 |
既存楽天モバイルユーザーが発行する紹介コード(リンク)を経由して新たに楽天モバイル回線を契約&Rakuten Link10秒以上利用 ・紹介された方に(MNP)13,000楽天pt or(新規)6,000楽天pt ・紹介した方に7,000楽天pt 【付与タイミング】:条件達成の4,5,6か月後の3回に分けて付与 【特典適用対象外】: ・紹介された方が 過去に同一名義で楽天モバイル回線を契約したことがある場合 |
【Rakuten最強プランはじめてお申し込み特典】他社から乗り換えで6,000Ptプレゼント ・コード:【2091】 ・2023/11/1~終了日未定 |
「Rakuten最強プラン」へ、他社からの乗り換え(MNP)で申し込み、Rakuten Linkの10秒以上の利用で、13,000 楽天ポイントの特典
【付与タイミング】:条件達成の翌々月末日頃から3カ月間にわたり付与 【特典適用対象外】: ・「【Rakuten最強プランはじめてお申し込み特典】他社から乗り換えでポイントプレゼント」の適用回数が、おひとり様1契約1回を超える場合は対象外 ・「Rakuten最強プラン(データタイプ)」は対象外 ・「Rakuten最強プラン(データタイプ)」の契約が過去にある場合 |
【Rakuten最強プランはじめてお申し込み特典】新規契約・プラン変更(移行)で2,000Ptプレゼント ・コード:【2142】 ・2023/11/1~終了日未定 |
「Rakuten最強プラン」へ、「新規申込」か「楽天モバイル(ドコモ・au回線)の料金プランからプラン変更(移行)手続き後申込」で申し込み、Rakuten Linkの10秒以上の利用で、2,000 楽天ポイントの特典
【付与タイミング】:条件達成の翌々月末日頃から5カ月間にわたり付与 【特典適用対象外】: ・「Rakuten最強プラン(データタイプ)」は対象外 ・「Rakuten最強プラン(データタイプ)」の契約が過去にある場合 |
Rakuten最強プランご契約とiPhone対象製品ご購入でさらに2,000Ptバックキャンペーン ・コード:【2144】 ・2023/11/24~終了日未定 |
「Rakuten最強プラン」へ、「新規申込」か「楽天モバイル(ドコモ・au回線)の料金プランからプラン変更(移行)手続き後申込」で申し込み、同時に以下の対象製品いずれかを購入⇒Rakuten Link10秒以上の利用で2,000楽天Ptの特典
【付与タイミング】:条件達成の翌々月末日頃から5カ月間にわたり付与 【対象機種】 ・iPhone 15 Pro Max ・iPhone 15 Pro ・iPhone 15 Plus ・iPhone 15 【特典適用対象外】: ・「Rakuten最強プラン(データタイプ)」は対象外 ・「Rakuten最強プラン(データタイプ)」の契約が過去にある場合 |
【iPhone対象端末ポイントバックキャンペーン】 ・コード:【1819】 ・2023/2/15~終了日未定 |
「Rakuten最強プラン」へ、「新規申込」か「他社から乗り換え(MNP)」か「楽天モバイル(ドコモ・au回線)からプラン変更(移行)手続き後申込」で申し込み、同時に以下の対象製品いずれかを購入⇒Rakuten Link10秒以上の利用で6,000楽天Ptの特典
【付与タイミング】:条件達成の翌々月末日頃に付与 【対象機種】 iPhone 15 /15 Plus /15Pro /15Pro Max iPhone 14 /14 PLus /14 Pro /14Pro Max iPhone SE(第3世代) iPhone 13 【特典適用対象外】: ・「Rakuten最強プラン(データタイプ)」は対象外 ・「Rakuten最強プラン(データタイプ)」の契約が過去にある場合 |
【Rakuten最強プラン+対象Android製品購入でポイント還元キャンペーン】 ・コード:【2006】 ・2023/8/31~終了日未定 |
「Rakuten最強プラン」へ、「新規申込」か「他社から乗り換え(MNP)」か「楽天モバイル(ドコモ・au回線)からプラン変更(移行)手続き後申込」で申し込み、同時に以下の対象製品いずれかを購入⇒Rakuten Link10秒以上の利用で6,000楽天Ptの特典
【付与タイミング】:条件達成の翌々月末日頃に付与 【対象機種】 ・AQUOS sense6s ・Redmi Note 11 Pro 5G ・Galaxy Z Flip4 ・AQUOS sense7 ・Galaxy A23 5G ・Galaxy S23 ・Xperia 10 V ・AQUOS wish3 ・OPPO Reno9 A ・Xperia 5 V ・AQUOS sense8 【特典適用対象外】: ・「「Rakuten最強プラン」+対象のAndroid製品ご購入でポイント還元キャンペーン」の適用回数が、一人1契約1回を超える場合は対象外 ・「Rakuten最強プラン(データタイプ)」は対象外 |
【楽天カード同時申込特典 3,000ポイント】 ・コード:【1238】 ・2021年7月1日(木)9:00~常時開催 |
専用キャンペーンページ経由でで「Rakuten最強プラン」へ「新規申込」か「他社から乗り換え(MNP)」か「楽天モバイル(ドコモ・au回線)からプラン変更(移行)手続き後申込」で申し込み、Rakuten Linkの10秒以上の利用で、20,000 楽天ポイントの特典
【付与タイミング】:利用期限月の3カ月後末日ごろに3,000ポイント付与 【特典適用対象外】: ・「Rakuten最強プラン(データタイプ)」申込の場合 ・「Rakuten最強プラン(データタイプ)」の契約が過去にある場合 |
また最近では「楽天モバイル紹介キャンペーン第二弾」など、開通の4か月後、5か月後、6か月後に分割してポイントを付与するというパターンも増えてきており、即解約・短期解約では特典が受け取れないようになってきています。
また端末についても多くの場合が「実質〇円」=後からポイント付与という形を取っているので、同じように即解約・短期解約するとポイントが受け取れない=定価購入となります。
参考:キャンペーンの条件やポイント付与時期に関するご質問(お客様サポート)
楽天モバイルをすぐ解約する際の注意点:1日でも契約していれば最低1,078円はかかる
ペナルティの有無に関わらず、楽天モバイルを即解約する際には最低でもプラン料金の1,078円はかかる点にはご注意を。
先述の通り楽天モバイルには「契約解除料(違約金)」はありませんが、即解約したとしても「Rakuten最強プラン」の1か月分の料金が満額で請求されます。(Rakuten最強プランは日割り無しなので)
Rakuten最強プランは従量制の料金プランなので、全く使っていなくても1,078円(~3GBまで)というプラン料金は請求されることになります。
ちなみに楽天モバイルの料金プラン「Rakuten最強プラン」の料金は、毎月1日から月末までの利用料金を、翌月11日ごろにクレジットカード会社へ請求されます。(その後クレジットカード会社からの請求日は各クレジットカード会社のスケジュールによります)
【楽天モバイルの料金決済方法と締め日&請求日】
クレジットカード払い: | 毎月1日から月末までの利用料金を、翌月11日頃にクレジットカード会社へ請求 |
デビットカード払い: | 毎月1日から月末までの利用料金を、翌月11日頃に金融機関へ請求 |
口座振替: | 毎月1日から月末までの利用料金を、翌月27日に金融機関へ請求 |
楽天ポイント利用: | 毎月1日から月末までの利用料金分を、翌月11日ごろにポイントから使用 |
参考:毎月の利用料の請求・引き落としのタイミングはいつですか?(お客様サポート)
楽天モバイルの解約方法:My楽天モバイルからカンタンに解約可能
一応楽天モバイルの解約手順についても解説しておきます。
楽天モバイルの解約方法には主に「解約(電話番号ごと使えなくなる)」の他に「楽天モバイルから他社へ乗りかえ(MNP転出)」の2パターンがあります。
「解約」の手続き手順:
「My楽天モバイル」にログイン後「契約プラン」>「その他のお手続き」から「解約」を選択します↓
そのまま進めば解約手続きが完了します。
「楽天モバイルからMNP転出」の手続き手順:
同じく「My楽天モバイル」にログイン後、「契約プラン」>「その他のお手続き」から「他社へのお乗り換え(MNP)」を選択し、そのまま「MNP予約番号を発行する」ボタンで発行します。
その後、乗りかえ先の通信会社で発行したMNP予約番号を入力して申込手続きを進めることで、乗りかえ先の通信会社の契約開始と同時に楽天モバイルが自動解約されます。
「解約」と「MNP転出」のどちらにも共通しますが、楽天モバイル解約後はSIMカードは不要になるので自分で破棄してしまって構いません。(楽天モバイルは解約後のSIMカードの返却義務は無し)