iPhoneに標準搭載されている『スクリーンタイム』機能は使っていますか?
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子供のスマホ依存症対策に!iPhoneは標準搭載『スクリーンタイム』で管理を
学生に爆発的に人気のあるスマホと言えばiPhoneですよね。
以前から「iPhoneが欲しい」と言われ、新学期シーズンに子供に持たせる事になった保護者の方も多いと思いますが、iPhoneはAndroidに比べてフィルタリングサービスやアプリなどの機能が少ない(弱い)傾向になります。
大手キャリアのフィルタリング『あんしんフィルター』もiPhoneでは大半の機能が使えませんし、定番の『スマモリ』もAndroid版しかありません。
ただ、実はiPhoneには標準搭載で『スクリーンタイム』という子供向けのスマホを制限する機能が設定できるんです。
以前からiPhoneにある『機能制限』がiOS12から『スクリーンタイム』にバージョンアップ
ちなみに以前からiPhoneには「設定」>「一般」>「機能制限」から、ペアレンタルコントロールと呼ばれる、年齢によって使えるコンテンツを制限できる機能が標準搭載されていました。
その『機能制限』がiOS12のアップデート(2018年09月15日)以降『スクリーンタイム』という名称に代わり、レポート機能など以前よりバージョンアップしたという経緯があります。
iPhoneの「設定」の一覧に『スクリーンタイム』という項目があると思います↓
なので以前からiPhoneの「設定」の「機能制限」を使っていた方は、そのパスコードや設定がスクリーンタイムに引き継がれています。
iPhone標準搭載の子供向け制限機能『スクリーンタイム』でこんなことが出来る
スクリーンタイム(旧「機能制限」)では、子供のスマホ自体やアプリなどの『機能制限』が出来る他、利用時間や起動回数を『通知・レポート』する事も可能です。
スクリーンタイムは iOS 12 の新しい機能です。自分や子どもが App、Webサイトなどに、どの程度の時間を費やしているのかを把握できます。そのため、デバイスの使い方について判断する材料が増え、必要に応じて制限を設けることができます。
スクリーンタイムで出来る『通知・レポート』
スクリーンタイムから届く通知『週間レポート』で、iPhoneを使用している時間や内容について1週間分のレポートが通知され、「設定」>「スクリーンタイム」から詳細も確認できる機能です。
iPhone(やiPadなどのiOS)本体を起動した(持ち上げた)回数
アプリ別の使用時間や通知回数
スクリーンタイムで出来る『機能制限』
スクリーンタイムはiPhoneのホーム画面から「設定」>「スクリーンタイム」より設定可能で、そのiPhone上で以下の機能を制限する事ができます↓
iPhone自体が起動できない時間帯をを設定可能
「ゲーム」などアプリのカテゴリ毎に「1日当たりの利用可能時間」を設定可能(曜日別にも設定可能)
不適切なコンテンツの制限:iTunesアプリ、App Storeおよびウェブサイトの不適切な内容および成人向けコンテンツを制限可能
プライバシー設定の制限:プライバシー設定を変更するには保護者の許可を必要にすることが可能
勿論子供のiPhoneに機能制限として設定することでスマホ依存症を防止する事も出来ますが、保護者自身のiPhoneにもスクリーンタイムを設定する事で、自分のスマホ依存度を見直すきっかけにもなるかもしれませんね。
iPhoneでスクリーンタイムの設定方法とパスコード
スクリーンタイムを設定するには、子供のiPhoneのホーム画面から
「設定」>「スクリーンタイム」>「スクリーンタイムをオン」
を選択します。
スクリーンタイムの詳しい画像付きの設定方法は以下のau公式ページに記載されていたので、各自確認してみて下さい↓
最後にそれぞれの設定を変更する為に必要になる「パスコード」を決めます。(このパスコードは子供に知られないようにしましょう)
ちなみにiPhone自体のパスコードとは別なので、保護者側で控えて忘れないようにメモしましょう。
また以前からiOS12以前にiPhoneに標準搭載されていた「制限機能」を使っていた場合、そちらで利用していたパスコードがスクリーンタイムにも引き継がれて設定されていると思います。
ちなみにスクリーンタイムのパスコードを忘れてどうしても分からない場合には、最悪iPhoneを初期化するしかありませんのでご注意を。
スクリーンタイムがない?全てのiPhoneにある訳ではない
スクリーンタイムは前記の通りiOS12から新たに搭載された機能です。
2018年09月15日のiOS12アップデート以降登場した機能なので、iPhoneの機種にかかわらず(最新iPhone XSなどは初期出荷分からiOS12)、iOS11以前の端末にはスクリーンタイムなく、機能制限があります。
iOS12以降にアップデートできるのであれば、アップデートする事でスクリーンタイムが利用できるようになります。
スクリーンタイムでバッテリーの消費が増加する?
ここからは子供のiPhoneの制限とは関係ありませんが、スクリーンタイムを起動するとバッテリーの消費が激しくなるという一部ユーザーからの報告もあるようです。
もしiOS12以降でiPhoneのバッテリーの持ちが悪くなった場合には、一度オフにして様子を見るなどをしてみてもいいかもしれません。
『補足』スクリーンタイムの通知の「持ち上げ」や「平均時間」の意味とは?
余談ですが、スクリーンタイムで通知されるレポートの中に「持ち上げ」や「平均時間」という項目があります。
特に「持ち上げ」は意味が分かりにくいですが、以下を意味しています↓
「持ち上げ」:iPhoneやiPadなどの端末を操作の為に持ち上げた回数(=ほぼiPhone起動した回数)
「平均時間」:シンプルにその期間(1週間など)で1日当たりの平均利用時間(1週間で28時間使っていたら1日の「平均時間」は4時間)