でも乗り換え時にはいくつか注意点もあるので、今回まとめてみました。
ちなみにLINEMOでキッズ携帯やキッズスマホを使う方法については以下ページで詳しくまとめています↓
ソフトバンク⇒LINEMOへ乗り換える際の注意点7つ
個人的に菅政権最大の功績と言ってもいいのが「通信費の削減」かもしれません。
2020年秋より大手3キャリアに安くするよう指導をした結果、2021年3月より大手3キャリアの新ブランド『ahamo』『povo』『LINEMO』が立ち上がりました↓
3ブランドとも料金も月額2480円~2980円(税抜)程度で、月容量20GBが使えるというかなりコスパの良いものに仕上がっています。
中でも2021年3月17日よりサービス開始のソフトバンクの新ブランド『LINEMO(ラインモ)』は、月額2,480円+消費税で月20GB+LINE使い放題というかなりコストパフォーマンスの良いプランになっています。
詳しいLINEMOのプランや長所短所に関しては以下のページを参考にどうぞ↓
参考:SoftBank新ブランド『LINEMO』 3月開始で値下げ変更🎵良い点&要注意な点
ここが違う🎵LINEMOとソフトバンク
まずはソフトバンクとLINEMO(ラインモ)の違いについて一覧表を作ってみました↓
2社の比較 | ソフトバンク | LINEMO (ラインモ) |
プラン料金 | 月額9,328円 (メリハリプラン) |
月額2,728円 |
月データ容量 | 50GB/月 | 20GB/月 |
無料通話 | 無料通話無し (有料オプション加入) |
無料通話無し (有料オプション加入) |
無料通話オプション | 「5分までかけ放題」+月額880円
「完全かけ放題」+月額1,980円 |
「5分までかけ放題」+月額550円
「完全かけ放題」+月額1,650円 |
カウントフリー | 様々な動画&SNSサービスが使い放題 | 「LINE」が使い放題 |
ギガ超過時の 通信制限速度 |
制限時でも最大1Mps (YouTubeがギリギリ見れるくらい) |
|
通信回線 | ソフトバンク回線 | |
5G対応 | ◎(対応) | ◎(対応) |
申込&サポート窓口 | 店頭&オンライン | オンライン(LINEアプリ内からも可) |
上記のようにLINEMOが登場した事で、大半の人が占める「月データ利用量20GB以下」が月額2480円+消費税だけで利用できるようになりました。
料金差は火を見るより明らかなので、はっきりと、
「無制限を使いたいヘビーユーザー」や「実店舗に聞きに行きたい」という層は”ソフトバンク”
それ以外は”LINEMO”
というはっきりと利用者の棲み分けができるようになりました。
オンライン限定なのがちょっと自信ないけど、他はLINEMOでいい気がするわ。
LINEMOは店舗対応が無いですが、このご時世ショップでお世話になる機会も意外と減ってきていますからね。
他にも後述しますが「ソフトバンク⇒LINEMOののりかえ移行手数料も無料化」してるのも追い風と言えます。
そんなLINEMOですが、ソフトバンクから乗り換える先にいくつか注意点や留意点もあるので事前に確認しておきましょう↓
➀ソフトバンクで購入したスマホをLINEMOで使うなら「SIMロック解除」が必要
➁ソフトバンクで購入したスマホの残債(分割購入の残り)はLINEMOになっても支払う
➂ソフトバンクのキャリアメールが使えなくなる
➃ソフトバンクで継続中の特典などは終了する家族割もカウント対象外に
➄ソフトバンク⇒LINEMOなら違約金は掛からない
➅ソフトバンク⇒LINEMOへの移行手数料は無料!
➆親がソフトバンク⇒LINEMOへのりかえると、子供のキッズフォン&みまもりケータイが使えなくなる可能性
順番に解説していきます↓
➀LINEMOにのりかえる前にソフトバンクでスマホのSIMロックを解除しておく
1つ目の注意点は、ソフトバンクで購入したスマホをLINEMOへ持ち込んで使うには、スマホの「SIMロック」を解除する必要がある点です。
現状でLINEMOでセット購入できるスマホは判明していませんが、ソフトバンクからLINEMOへ乗り換える人の大半が「ソフトバンクで買って今使っているスマホをLINEMOでも使い続ける予定」だと思います。
しかしソフトバンクで買ったスマホには「SIMロック」が掛かっており、他の回線では使えないような仕組みなっています。
LINEMOはソフトバンク回線ではありますが、元々のLINEモバイル(ソフトバンク回線)でもソフトバンク版のスマホのSIMロック解除が必須だった事も考慮すると、SIMロックを解除しないと使えない可能性が高いです。
SIMロックを解除するデメリットは特にないので、LINEMOへ乗り換える手続きの前に「My SoftBank」からSIMロック解除の手続きを済ませてしまいましょう。
ソフトバンクでスマホのSIMロックを解除する方法(ソフトバンク利用中の場合)
ソフトバンクで購入したスマホのSIMロックを解除する方法は2つあり、
➀「My Softbank」にログインしてウェブ上から解除(無料)
➁ソフトバンクショップで有料で解除してもらう
があります(詳細は以下のソフトバンクサポートページで解説されているので参考にどうぞ↓)
参考:[My SoftBank]SIMロック解除の手続き方法を教えてください(通信サービス契約中のお客さま)
ソフトバンクでスマホのSIMロックを解除する方法(ソフトバンク解約後)
もしSIMロック解除をしないでLINEMOにのりかえてしまっても、初回に本人確認が必要ではありますが、MySoftBankには入れるので後からのSIMロック解除も可能です。(ソフトバンクショップ店頭でも解除可能です)
参考:SIMロック解除をせずにソフトバンクからLINEMO(ラインモ)に乗り換え(番号移行)をしてしまった場合、どうしたらいいですか? | SoftBankサポート公式
➁LINEMOにのりかえてもソフトバンクのスマホの残債は残る
これは当たり前と言えば当たり前なのですが、ソフトバンクでスマホを分割購入し、完済する前にLINEMOにのりかえた後もソフトバンクの残債の請求が続きます。
なので毎月の請求額は「LINEMOのスマホ代」+「ソフトバンクのスマホ代の残債」と二重に発生するんですね。
「LINEMO月額2480円+消費税で使えると思ったら、去年分割購入したiPhoneの端末代の請求も残ってたんだった…」となる訳です。
当たり前なのですが、意外と忘れている事が多いので一応。LINEMO以外へ乗り換えた場合も同様です。
➂ソフトバンクのキャリアメールは使えなくなる
ソフトバンクを契約していると無料で使えるキャリアメール。
●●●●@i.softbank.jp
●●●●@softbank.ne.jp
みたいなメールですが、これもLINEMOへ乗り換える(というよりソフトバンクを解約する)と使えなくなります。
キャリアメールを使うためには本人確認必須なキャリア契約が必須なので、無料メールよりも信憑性が高いメールアドレスです。
もしかしたら「無料メールアドレスは登録できないようなサービスで、ソフトバンクのキャリアメールで登録していた」なんて事もあるかもしれませんが、LINEMOへ移行してしまうとメールアドレスの中身を確認する事ができなくなります。
またLINEMOではキャリアメールに当たる無料メールサービスを提供していない点も、乗り換え前にそれでも問題ないか確認しておく点でしょう。
➃ソフトバンクの割引や特典は乗り換えると終了。家族割のカウントからも外れる
当然ながらソフトバンクからLINEMOへのりかえる=ソフトバンクを解約する事になるので、ソフトバンクでの割引キャンペーンや特典などは乗り換え時に終了してしまいます。
特に家族でソフトバンクを使っている場合には「ソフトバンクの家族割」の割引額に影響する可能性がある(自分ではなく家族のスマホ代が変わる可能性がある)ので事前にみておきましょう。
まずソフトバンクの家族割『みんな家族割+』のシステムですが、以下のように家族グループ内の「指定プラン加入者の人数に応じて月額料金が安くなる」というものです。
人数 | メリハリプラン/ウルトラギガモンスター+ | ウルトラギガモンスター |
1人 | 0円(割引無し) | 0円(割引無し) |
2人 | 500円/月割引 | 1,500円/月割引 |
3人 | 1,500円/月割引 | 1,800円/月割引 |
4人以上 | 2,000円/月割引 | 2,000円/月割引 |
小容量プランは人数にはカウントはされるけど、家族割の対象外に…
ここで把握しておきたいのが、「人数にカウント対象のプラン」と「割引対象プラン」は別物だという事です。
例えばソフトバンクには上記の超大容量プラン以外にも様々なプランが存在しますが、残念ながら以下のような小容量プランは「みんな家族割+」の割引対象外となっています…(ただし人数にはカウントされる)
「データプランミニフィット」「データプランミニ」「データプラン1GB(スマホ)」「データプラン1GB(ケータイ)」「データプラン100MB」「データ定額ミニモンスター」「データ定額スマホデビュー」の定額料からは、割引されません。
あくまで「家族割の割引対象は50GB級の超大容量プランを契約している回線のみ」という点には留意を。
(ソフトバンクの家族割の詳細については以下ページでまとめています↓)
何が言いたいかというと、家族に大容量プランに加入して家族割引を受けている人がいる場合、あなたがソフトバンクを抜ける事で「家族割カウントの人数」が減ってその家族の割引額が減る可能性があるという事です。
ただ、極論を言えばその人もLINEMOに移動すれば家族の通信費の総支出は減ると思いますが。
➄➅ 確認点:ソフトバンクの違約金、乗りかえ手数料、LINEMOの新規契約事務手数料が無料に!
こちらは注意点というよりはソフトバンク利用者とっての朗報ですね。
ここまで注意点を並べてみましたが、正直LINEMOの低価格というメリットに比べたら大したことないデメリットだと思います。
特にソフトバンク側も大々的にLINEMOという新ブランドを推しているので、以下のようにソフトバンクからの乗り換えに関してかなり優遇しています↓
ソフトバンクの違約金を免除
ソフトバンクからLINEMOへ乗り換え時の移行手数料無料
MNP予約番号の取得などは不要
ソフトバンクからLINEMOへ乗り換えする場合の契約解除料、乗り換え手数料(番号移行手数料)、LINEMOでの新規契約事務手数料は無料です。
特に2019年9月以前の旧プランを使っている場合、未だに解約時に違約金が発生する「2年縛りプラン」の事故のリスクがあるのですが、ソフトバンク⇒LINEMOへの乗り換え時にはこの辺は免除となるので、気兼ねなく乗り換えてほしいという事です。
また、通常乗り換え時にはソフトバンクのサポートダイヤルに電話して10桁の「NMP予約番号」を取得する手間があるのですが、こちらもソフトバンク⇒LINEMOへの乗り換え時にはMNP予約番号の取得は不要で移行できる(向こうでやってくれる)のでかなりスムーズに。
そもそもLINEMOが嫌だったら、契約期間の縛りもないので直ぐにソフトバンクに戻ってくればいいだけの話なので、そんなに深く考える必要もないのではないかと思います。
➆親がソフトバンク⇒LINEMOへのりかえるとみまもりケータイが使えなくなる可能性
もう1つソフトバンク⇒LINEMOに乗り換える際の注意点として、子供もソフトバンクで「みまもりケータイ」シリーズを使っているケースです。
過去にソフトバンクで販売されていた「みまもりケータイ」シリーズを子供が使っている場合、保護者がソフトバンク⇒LINEMOに移行してしまうと子供単独で利用する事ができなくなってしまいます。(現在ソフトバンクで販売している「キッズフォン」シリーズを使っている場合は問題なし)
というのもソフトバンクのキッズ携帯である「キッズフォン(1,2)」シリーズは子供単独で(保護者がソフトバンクを使っていなくても)契約可能なのですが、それ以前のモデル「みまもりケータイ(1~4)」シリーズは保護者がソフトバンクの契約が前提となっています。(詳細は以下ページの注意点➁で詳しく解説↓)
ソフトバンクのキッズ携帯 | 子供の単独契約可否 |
みまもりケータイ4 | ×(子供だけの単独契約は不可能) |
キッズフォン | ◎(子供だけの単独契約は可能) |
なので保護者がソフトバンク⇒LINEMOに移行してしまうと、「みまもりケータイ」の契約は単独ではできないのでサービス停止となって通信不可になってしまうようです。
もし子供もソフトバンクで「みまもりケータイ」を使っている場合、保護者がソフトバンク⇒LINEMOへ乗り換える前に、
子供をソフトバンクの新キッズ携帯「キッズフォン」シリーズに機種変更する
子供はソフトバンク(か他の通信会社に乗り換えて)でスマホデビューする
などの選択肢が考えられます。
また前述の通り「キッズフォン」シリーズなら子供単独の契約をする事はできるのですが、
・保護者との家族間通話で1時間当たり2,640円の通話料が掛かる
・GPS検索サービス「位置ナビ」が利用不可(親回線が必須なので)
などあまり意味がないので微妙な選択と言えます。他キャリアのキッズ携帯も子供の単独契約はメリットが少ないので「見守りスマホ」を作るか、GPSや防犯ブザーを持たせるなどでしょうか。