LINEMO(ラインモ)で「キッズ携帯」の取扱いは無いが、料金が安く「あんしんフィルタリング」が使えるので実はキッズスマホ向け
小学校低学年の防犯見守り&連絡用の定番端末「キッズ携帯」ですが、LINEMO(ラインモ)ではキッズ携帯を取り扱っていません。
そもそもLINEMOは回線契約のみしか取り扱っておらず、端末(キッズ携帯もスマホも)は一切販売していないという通信会社です。
なので、キッズ携帯どころかスマホを使う場合でも、他で購入・準備したスマホにLINEMOの回線だけ契約して使うことになります。(持ち込み利用)
LINEMO公式ページでも以下のように「キッズ携帯以前に端末のセット購入をしていない」と記載しています↓
LINEMOではスマホのセット販売がなく、キッズ携帯の取り扱いもありません。
しかし、LINEMOでは、フィルタリングサービスが利用できたり、「ベストプラン」であれば3GB月額990円(税込)格安プランが契約できたりと、子ども向けのスマホに期待するサービスが揃っています
今後LINEMOでソフトバンクのスマホ等が販売される可能性もゼロではありません(ahamoはドコモのスマホを販売している)が、収益性を考えてもLINEMOでキッズ携帯を取り扱う可能性はかなり低そうです。
キッズ携帯の代わりにLINEMOでキッズスマホを使うという選択肢
LINEMOにキッズ携帯はありませんが、ソフトバンクと同じフィルタリング「あんしんフィルター for Softbank」が無料で使えたり、「LINEギガフリー」でLINEが使い放題だったりと、キッズ~学生向けの格安SIMと言えます。
何より”月額料金が安い“というのが魅力で、LINEMOと言えば月額990円で使える「ベストプラン」が有名でしょう。(2024.7.30よりミニプラン⇒ベストプランにリニューアル)
LINEMOのキッズ~学生向けメリットを挙げると以下の通りです↓
Softbankと同じフィルタリングサービス『あんしんフィルター for Softbank』が無料で使える
未成年でも保護者の利用者登録で契約可能
全プランに付与の『LINEギガフリー』でLINEが使い放題(トークやビデオ通話もギガ消費ゼロ)
通信速度がキャリア並みの爆速
クレカ以外でも支払方法に口座振替(銀行引落)が選べる
ベストプランでもベストプランVでも申込特典のPayPayが結構美味しい
LINEMOの子供向けのメリットを順番に解説していきます↓
LINEMOにはキッズスマホ・学生スマホ用のフィルタリング『あんしんフィルター for Softbank』が使える
特に18歳未満の未成年がスマホを使う場合、フィルタリングの導入が義務付けられています。
LINEMOはソフトバンクグループという事で、ソフトバンクと同じフィルタリングアプリ『あんしんフィルター for Softbank』を無料で使う事ができます。(要申込&月額料:無料)
格安SIM側も未成年のスマホにはフィルタリングサービスを提供する義務がありますが、月額数百円の有料オプションとして提供しているところも多いですが、LINEMOは無料なのは地味に有難いです。
ちなみに、AndroidスマホであればGoogle謹製の無料サービス『Googleファミリーリンク』が使えますし、iPhone(iOS)であれば標準搭載されている『スクリーンタイム』がそれぞれ無料で利用可能なので、併用することで足りないサービスを補う事ができます。
18歳未満でも保護者契約&未成年の子供を利用者登録すればLINEMOで契約可能
そもそも「未成年でもLINEMOに契約できるの?」と疑問に思うかもしれませんが、18歳未満の未成年でもLINEMOを使う事が可能です。
LINEMOを含む通信会社では「本人名義で契約できるのは18歳以上の成人」となっていますが、18歳未満の未成年がLINEMOを契約する場合、保護者が契約&子供が利用者登録するという形で使う事が可能です。
Q.未成年での契約はできますか?
A.18歳以上のお客さまからご契約できます。
18歳未満のかたはご契約できませんが、18歳以上のかたをご契約者さまとし、ご自身は使用者としてご利用することができます。
使用者について詳しくはこちらをご確認ください。
利用者登録に年齢制限はなく、小学生以下でも問題なくLINEMOを使うことができるのでご安心を🎵
ベストプランでもベストプランVでも申込特典のPayPayがかなり美味しい&裏技も
先述の通りLINEMOは爆速ソフトバンク回線を月額990円から使う事ができ、かなり家計を節約することができます。
が、実はLNEMOは月額料金だけでなく、申込特典で貰えるPayPay特典がかなりウマいという事も知っておいてほしいです。
LINEMOの申込特典は「新規契約 or LIMEMOへの乗りかえ」と申込プラン「ベストプラン or ベストプランV」で以下のように適用されるキャンペーンが異なります↓
特に月額990円の「ベストプラン」でも、「半年間基本料金実質無料キャンペーン」で合計5,940円分のPayPayポイントが付与されるのはかなり太っ腹と言えます。
月額990円の軽量プラン&新規契約でここまでの申込特典が出る通信会社も珍しいと思いますし、これが決定打になってもいいレベルです。
LINEMOのキャンペーン詳細や申込時に使える裏技に関しては以下のページで詳しく解説されているのでぜひ参考にしてみて下さい↓
他で購入したキッズ携帯をLINEMOに持ち込んで使える?⇒LINEMO公式で動作実績なし=動く保証は無し
他に考えるのは「自前で準備したキッズ携帯(他で購入したり譲ってもらったり等)をLINEMOに持ち込んで回線契約すれば、LINEMOでキッズ携帯を使えるのでは?」という事です。
特に最近ではキッズ携帯が「タッチパネル」「前後カメラ」など多機能になったことで、本体定価が2万円を超えてくる機種が続々と発売されており、メルカリなどで「中古品」や「新古品」のキッズ携帯を安く購入したいというニーズも多いです↓
メルカリで「キッズフォン」を探す
PayPayフリマで「キッズフォン」を探す
Yahooオークションで「キッズフォン」を探す
ラクマ(楽天)で「キッズフォン」を探す
が、結論から述べるとLINEMO公式の「動作実績のある端末一覧ページ」にはキッズ携帯は記載されていない=使えない可能性が高いです↓
特にLINEMOと同グループの「ソフトバンク」で販売のキッズ携帯「キッズフォン1~3」「みまもりケータイ1~4」のいずれも動作実績のある端末一覧ページ」に記載されていない事からも、LINEMOではキッズ携帯を持ち込んで使う事を想定していない可能性が高いです。
ただ、ドコモ、au、ソフトバンクで購入したキッズ携帯にはSIMロックはかかっていない為、上記の「動作実績のある端末一覧ページ」に記載がなく未確認なだけで、実際に持ち込んだら使える可能性も残っていますが、ここは完全に自己責任になります。
そもそも後述するドコモ、au、ソフトバンクのキッズ携帯向けの料金プランは月額料金が550円/月と安いので、わざわざLINEMOにキッズ携帯を持ち込む意味もほとんどありません。
LINEMOに持ち込むくらいなら元からドコモ、au、ソフトバンクでキッズ携帯を契約した方がよいでしょう。
LINEMO以外でキッズ携帯を使うならドコモ、au、Softbankのキッズ携帯しかない
もしキッズスマホではなくてキッズ携帯を使いたいのであれば、ドコモ、au、ソフトバンクのどこかで契約して使うのが一番早いです
というのも現在キッズ携帯を取り扱っているのはドコモ、au、ソフトバンクの3社しかないのでそれぞれで販売している以下のキッズ携帯機種を契約して子供に持たせるのが一般的です↓
ドコモauSoftbankキッズ携帯の機種一覧表
通信会社 | キッズ携帯の機種名 | 見た目 |
キッズケータイ KY-41C ・2023年2月24日発売 ・本体定価:22,000円 (製品ページを見る) | ||
キッズケータイ SH-03M ・2020年1月発売 ・本体定価:14,256円 (製品ページを見る) | ||
マモリーノ6 ・2023年2月発売 ・本体定価:22,000円 (製品ページを見る) | ||
マモリーノ5 ・2019年2月発売 ・本体定価:11,000円 (製品ページを見る) | ||
キッズフォン3 ・2023年1月発売 ・本体定価:20,880円 (製品ページを見る) | ||
キッズフォン2 ・2020年1月発売 ・本体定価:18,000円 (製品ページを見る) |
ちなみに、他にもキッズ携帯を取り扱っている通信会社がないか調べてみましたが、現時点ではドコモ、au、ソフトバンク以外でキッズ携帯を取り扱っている新ブランド・サブブランド・格安SIMはありませんでした。
2023年にドコモ、au、ソフトバンクで発売のキッズ携帯はスマホ寄りに進化
特に2023年に3社ともキッズ携帯の最新機種を販売しており、「通話機能」や「GPS居場所検索」「防犯ブザー」などの基本的な見守り機能に加えて、「前後カメラ機能」「タッチパネル」などスマホに寄せた機能も搭載しており「キッズスマホに近いキッズ携帯」となっています。
特にドコモとauで2023年に発売されたキッズ携帯機種からは、「+メッセージ」(プラメ)と呼ばれるドコモ、au、ソフトバンクの3社が共同開発したメッセージアプリを使うことができ、電話番号だけで写真や動画、スタンプなどのやり取りができるメッセージアプリを搭載しています。
昨今定番のメッセージアプリ「LINE」は、「知らない相手と繋がってしまう」「サードパーティアプリなのでフィルタリングが効かず有害な情報にアクセスできてしまう」など、子供にとっては結構リスクがありますからね。
そんな背景から生まれた「+メッセージ」は、安心して使える”子供向けのLINE”と言ったところです。
もしキッズ携帯を検討しているなら、シンプルにドコモ、auで最新のキッズ携帯(在庫があれば1つ前モデルも値下げしていてコスパ〇)を契約して使うのがお勧めです。(Softbankの2023年発売機種「キッズフォン3」にはプラメは未搭載)
ドコモの「キッズケータイ kY-41C (2023発売モデル)」を確認
auの「マモリーノ6 (2023年発売モデル)」を確認
ソフトバンクの「キッズフォン3 (2023年発売モデル)を確認
3キャリアのキッズ携帯でできる事や機能・料金面や注意点などは、以下のページで機種ごとに詳しく解説しているので参考にしていただけると幸いです↓
保護者がそのキャリアを使っていないと、一部の家族間無料通話や一部の見守り機能が使えなくなる場合がある
大手3キャリアでキッズ携帯を契約して使う際に注意点があり、実はキッズ携帯は保護者も同じキャリアを使っていないと一部の機能が制限されてしまう場合があります。
具体的には、ドコモ、au、ソフトバンクとも、子供単独でのキッズ携帯の契約自体は可能なのですが、GPS居場所検索サービスの利用料が掛かったり、家族間無料通話ができなかったり(22円/30秒の割高な一般通話になってしまう)などのデメリットもあります。
3社の単独契約時 デメリット比較 |
|||
GPS居場所検索サービス名 | イマドコサーチ | あんしんナビ | 位置ナビ |
キッズ携帯単独契約での利用可否 | × (単独契約での利用不可) | ||
家族間無料通話 | なし (発信側に22/30秒の通話料が発生) |
キッズ携帯単独契約(保護者は別の通信会社&子供だけキッズ携帯をキャリアで契約パターン)の場合のデメリットについては、別ページで詳しく解説していますが、キッズ携帯自体は子供単独で契約できても、GPSで子供の居場所を探すことが出来なかったり親子での通話にも通話料が発生したりと、防犯機能としては不十分と言わざるを得ません。
追記:2023年12月13日から親がドコモ以外でもドコモで「イマドコサーチ」が使えるように
上記のような「GPS居場所検索サービス」の面倒な利用条件が2023年に改善され、ドコモだけは2023年12月13日より探す方(保護者側)がドコモ以外でも「イマドコサーチ」を利用できるように利用条件が変更されました。
探す方がドコモ回線を契約していない場合、探される方のドコモ回線でイマドコサーチを契約してください。
探される方のドコモ回線でイマドコサーチをご利用になる場合のお申込み方法と事前設定、ご利用方法をご案内します。
この変更によって、今まで親子両方が同キャリアを契約することが利用条件だった「イマドコサーチ」が、保護者がどこの通信会社を使っていても利用可能になりました。
という事で、現在もし保護者がドコモ、au、ソフトバンク以外を契約している場合でも、子供単独でドコモで「キッズケータイ」を契約しても、保護者側でドコモのGPS居場所検索サービス「イマドコサーチ」が利用可能=キッズ携帯で見守り機能が使える唯一の方法となったのでお勧めです↓
LINEMO(ラインモ)ではキッズ携帯は販売していない
LINEMOにキッズ携帯を持ち込んでも「動作確認実績の端末一覧」には記載がないので動作保証がない
⇒キッズ携帯を使いたいならシンプルにドコモ、au、ソフトバンクへ
LINEMOは意外とキッズスマホに向く要素がある(低価格プラン・フィルタリング等)
⇒自前でスマホを準備してLINEMOに持ち込んでキッズスマホとするのは選択肢としてアリ