ドコモで小中学生スマホデビュー『U15はじめてスマホ割』で月額980円ってホント？

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他のページでも何度か解説していますが、近年子供のスマホ所有率は右肩上がりです。

2024年発表の総務省の統計情報を見ても、2023年時点で小学生のスマホ所有率は62.5%まで上昇しています↓

学年にもよりますが小学生全体の過半数がスマホを所有率しているという時代に。

ドコモは2020年7月から『Ｕ１５はじめてスマホ割』で15歳以下を割引に

追記：
こちらのドコモの「Ｕ１５はじめてスマホ割」は2022年11月30日をもって提供を終了しています。

＜新規申込み受付終了について＞
「U15はじめてスマホ割（U15はじめてスマホプラン）」は2022年11月30日（水曜）をもって、新規受付を終了いたしました。

代替プランとしてドコモでは現在「U15はじめてスマホプラン」という15歳以下向けの割安プランを提供しますよ🎵(以下ページで詳細をまとめています↓)
 

でも大手3キャリアでスマホデビューすると料金は大人とそんなに変わらないイメージがありますよね。

本当にその通りで「学生のスマホ＝学割」は存在するものの、学割は「半年～1年だけ割引」＆「春の新学期シーズンしか実施していない」など、学生だからと言って大幅に割引される事はなく、料金プランは一般向けと同じです。

そんなイメージを払拭るためか、ドコモでは2020年7月22日より15歳以下の子供向けの割引プログラム『Ｕ１５はじめてスマホ割』をスタートしています↓

参考：U15はじめてスマホ割 | ドコモ公式

名前の通り、申込時点で15歳以下ならば、毎月のスマホ代を1年間最大1,500円割引するという特典が得られるキャンペーンとなっており、合計で18,000円分の割引を受ける事が可能です。

割引額でいうと「ドコモの学割」と同程度の割引額なので、ドコモのキャンペーン中でもかなり大きな割引と言えます。

ドコモの「Ｕ１５はじめてスマホ割」の条件などの詳細も確認してみました。

実施期間：2020年7月22日(水)～(終了未定)

【ドコモの「U15はじめてスマホ割」の条件詳細】

対象者：	申込時点で15歳以下の方
適用条件(手続き)：	・ドコモに新規契約 ・他社からドコモに乗り換え(MNP転入) ・ドコモ内での契約変更(FOMA→XiやFOMA→5G) ・ドコモ内での以下の料金プランからの契約変更(Xi→5G)かプラン変更 ケータイプラン2 / ケータイプラン / キッズケータイプラン2 / カケホーダイプラン(ケータイ) / カケホーダイライトプラン(ケータイ) / シンプルプラン(ケータイ)
適用条件(対象プラン)：	・ギガホ,ギガホ(5G),ギガホ(2年定期) ・ギガライト,ギガライト(5G)、ギガライト(2年定期)
割引特典：	・「5Gギガホ」「ギガホ」の場合：毎月1,500円（税抜） ・「5Gギガライト」「ギガライト」の場合：毎月1,000円（税抜）
割引期間：	初回適用月から最大12か月間
適用開始時期：	対象料金プランが適用された月から割引適用
申込方法：	適用条件を満たせば自動的に適用

「ギガホ」で18,000円分、ギガライトで12,000円分の割引特典🎵

ドコモの現行プランである以下の2種類が対象プランとなっており、ギガホの場合は割引が-1,500円/月×12か月(合計18,000円分)で、ギガライトの場合は割引が-1,000円/月×12か月(合計12,000円分)となっています。

ドコモへの新規契約や乗り換え、ケータイ、キッズケータイからスマホデビューでも対象に

「U15はじめてスマホ割」の適用条件は上記の通り、ドコモへの新規契約から、他社からののりかえに加えて、ドコモ内での指定プランからのプラン変更でも対象となっています。

特に指定プランには、「ケータイプラン」「カケホーダイプラン(ケータイ)」などケータイ用プランや、キッズケータイ用のプランとなっており、FOMAケータイやキッズケータイからドコモ内でスマホデビューする場合も適用条件に含まれています。

また条件を満たせば特典の割引は自動で1年間適用となるため、特に「U15はじめてスマホ割」を申し込む必要はありません。

ちなみにU15の名前の通り申込時点で15歳以下であれば適用されるので、小中学生でなくても使う事が可能です。

詳しい条件は以下のドコモ公式ページをご参照ください↓

参考：U15はじめてスマホ割 | ドコモ公式

前記の通り「U15はじめてスマホ割」で割引が効いても、プラン自体は一般向けの料金プランです。

ドコモの「Ｕ１５はじめてスマホ割」公式ページで推奨している機種である「iPhoneSE(第二世代)」と「Galaxy A20 SC-02M」の2機種を購入し、「Ｕ１５はじめてスマホ割」で割引が適用された時の月額料金の内訳は以下のようになりました↓

【iPhoneSE(第二世代) 購入時の料金内訳】

まずは2020年春発売の最新iPhoneでありながら、端末価格はリーズナブルなiPhoneSE(第二世代)を購入し、「U15はじめてスマホ割」を適用した場合の月額料金の内訳は以下のようになりました↓

iPhonese2(64GB)本体代	1,584円/月×36カ月 (本体価格：57,024円)
ギガホ(月容量30GBプラン)	7,865円/月
ギガホ増量キャンペーン2 (月容量+30GB)	–
dカードお支払い割	-187円/月
音声オプション：無し	–
U15はじめてスマホ割	-1,650円/月×12か月
(合計月額)	(1～12か月目)：月額7,612円 (13～36カ月目)：月額9,262円 (37カ月目以降)：月額7,678円

※税込計算

iPhoneSE(第二世代)を36回分割で購入時&大容量プラン『ギガホ』契約時の料金は上記のように月額7～9千円程となりました。

最新iPhoneSE(第二世代)を購入＋大容量プランでこの辺の料金なので、大手3キャリアで考えるとそこそこ安い方だと思います。(子供としては割高かもしれませんが…)

各料金はドコモオンラインショップの製品ページで詳しく確認できますよ↓

また、もし家族でドコモ利用者がいる場合は、「みんな家族割」で上記の月額料金から2回線で-500円/月、3回線以上で-1,000円/月の割引があります。

ちなみに従量制プラン「ギガライト」だともう少し料金を抑える事ができますが、月容量が最大7GBまでしか使えない為、データ通信をガンガン使う学生には足りないかもしれません。(そんなに使わせない家庭方針ならギガライトは有りです)

【Galaxy A20 SC-02M 購入時の料金内訳】

続いては4GのAndroidスマホ「Galaxy A20 SC-02M」を購入時の月額料金も同条件でシミュレーションしてみました↓

「Galaxy A20 SC-02M」本体代	594円/月×36カ月 (本体価格：21,384円)
ギガホ(月容量30GBプラン)	7,865円/月
ギガホ増量キャンペーン2 (月容量+30GB)	–
dカードお支払い割	-187円/月
音声オプション：無し	–
U15はじめてスマホ割	-1,650円/月×12か月
(合計月額)	(1～12か月目)：月額6,622円 (13～36カ月目)：月額8,272円 (37カ月目以降)：月額7,678円

※税込計算

「Galaxy A20 SC-02M」は端末代金が2万円代とリーズナブルなので、合計月額も上記のようにiPhoneSE(第二世代)と比較しても1,000円/月程安くなっているのが分かります。

また、ドコモの「U15はじめてスマホ割」の公式ページには以下のように「月額980円」の表記がありますね↓

が、上記の料金シミュレーションを見ても分かる通り、実際にスマホ代を月額980円で使うかなり難しいです。

というのも月額980円になる条件は以下だからです↓

内訳にするとこんな感じにすると月額980円になります↓

端末代は含まない	–
ギガライト(～1GB利用時の料金)	3,465円/月
dカードお支払い割	-187円/月
音声オプション：無し	–
U15はじめてスマホ割	-1,100円/月×12か月
みんなドコモ割(3人～の場合)	-1,100円/月
(合計月額)	(1～12か月目)：月額980円(税抜) (13カ月目～)：月額2,178円(税抜)

特に➁➂はかなり厳しい条件ですが、そもそも「980円は端末代を含めていない計算」という事で、正確にはどんなに安くても「月額980円+端末代(一括購入していれば)+消費税」がかかります。

流石にちょっと表示的にどうなの？と思ってしまいますね。

不可能ではありませんが、家族3人以上がドコモで、かつ学生が月1GB未満というのは現実的ではないように思います