スマホデビューにiPhoneを持たせる保護者も多いですが、スマホ初心者向けの『らくらくスマートフォン』シリーズを持たせるケースも多いですね。
トーンモバイルから月1,100円でスマホ依存を対策できる小中学生向け格安SIM登場↓
ドコモで子供に持たせるなら『らくらくスマートフォン』なのか?
子供がドコモのキッズケータイを卒業し、最初に使うスマホは何が適切なのでしょうか。
スマホデビューでは6割がiPhoneを持たせているが…
ドコモ公式による統計によると、子供に買ってあげたスマホの61%がiPhoneという衝撃の結果があります↓
しかし以下のページでも解説していますが、ドコモで最新iPhoneを契約するという事は、学割やファミリー割込みでも月額1万円弱は覚悟する事に…
らくらくスマートフォンは子供向けというよりは初心者向けスマホ
特にドコモの機種の中で子供の初スマホとして紹介されている機種と言えば『らくらくスマートフォン』シリーズかもしれません。
ドコモの『らくらくスマートフォンシリーズ』は子供向けというよりはシニアなどスマホ初心者向けの機種です。
2017年2月に発売された『らくらくスマートフォン4』に加えて、2018年2月に発売された『らくらくスマートフォンme』が最新機種となっています。
らくらくスマートフォン4もmeもほとんど変化はありませんが、タッチパネル対応と防犯ブザーが違う程度の差です。
機種 | らくらくスマートフォン4 | らくらくスマートフォンme |
発売日 | 2017年2月 | 2018年2月 |
防犯ブザー | 〇 | – |
タッチパネル | 画面押し込み式 | 普通のタッチパネル |
端末割引サービス | 端末購入サポート対象 | docomo with対象機種 |
子供向けには防犯ブザー付のらくらくスマートフォン4の方が良さそうですが、4はシニア向けに押し込み式のタッチパネルになっているので操作性は特殊です。
らくらくスマートフォン4とmeの特長!子供向けとは言えない
以下がらくらくスマートフォン4とmeの主な特長となります↓
- 音声入力で検索可能:入力フォームへの入力が音声入力で可能
- ホーム画面は専用の”らくらくホーム”で固定
- GooglePlayに対応
- 簡単操作
- 文字が大きく表示される
- 防犯ブザー(4のみでmeにはないい機能)
上記の通り子供向けの機能というよりは、シニア向けの機能で使いやすい設計になっているのが分かります。(機能を制限する類のものではありません)
子供の安全面を守る機能はフィルタリングサービス『あんしんフィルターfor docomo』で行うため、『ペアレンタルコントロール』という意味では他の一般向けAndroid機種と変わりませんね。
ホーム画面も上記のような「らくらくホーム」という画面に固定されるので、中学生以上で使うには微妙なデザインかもしれませんね。
子供がキッズ携帯⇒らくらくスマートフォン4/meへ機種変時のスマホ代は?
という事でどちらが高いのかの比較も含めて、らくらくスマートフォンmeと4にキッズ携帯から機種変更した場合のスマホ代をシミュレーションしてみました。
らくらくスマートフォン4もmeも端末の大幅割引がある!
また端末自体の割引は『らくらくスマートフォン me』は毎月スマホ代が1,500円割引になる『docomo with』の対象機種となっており、『らくらくスマートフォン 4』は53,136円割引になる『端末購入サポート』の対象機種になっています。
らくらくスマートフォン4へ機種変更した場合の料金内訳
らくらくスマートフォン4 機種変更時の料金内訳 |
~1GB | 1~3GB | 3~5GB | 5~20GB |
ベーシックパック | 2,900円/月 | 4,000円/月 | 5,000円/月 | 7,000円/月 |
シンプルプラン (通話料は2,400円/1時間) |
980円/月 | |||
らくらくスマートフォン4 本体代金 |
600円/月×24ヶ月 | |||
ネット接続サービス | 300円/月 | |||
合計 | 月額4,780円+税 | 月額5,880円+税 | 月額6,880円+税 | 月額8,880円+税 |
上記はシンプルプラン(無料通話が無い分一番安い通話プラン)とベーシックプラン(データ通信が使った分だけ掛かるプラン)で計算していますが、子供は月3~5GBくらいは平均で使うので、毎月5~6千円くらいが平均になりそうです。
らくらくスマートフォンmeへ機種変更した場合の料金内訳
らくらくスマートフォンme 機種変更時の料金内訳 |
~1GB | 1~3GB | 3~5GB | 5~20GB |
ベーシックパック | 2,900円/月 | 4,000円/月 | 5,000円/月 | 7,000円/月 |
シンプルプラン (通話料は2,400円/1時間) |
980円/月 | |||
らくらくスマートフォンme 本体代金 |
1,500円/月×24ヶ月 | |||
docomo with (端末割引) |
-1,500円/月× ∞(対象外機種へ機種変更するまで) | |||
ネット接続サービス | 300円/月 | |||
合計 | 月額4,780円+税 | 月額5,880円+税 | 月額6,880円+税 | 月額8,880円+税 |
meはドコモ最強の割引『docomo with』の対象機種なので、機種代金とdocomo with割引で実質0円になっているので4より安いですね。
特にdocomo withは対象外機種へ機種変更するまでずっと毎月1,500円割引が適用されるので、長く使うなら4よりもmeの方が安くすみます。
端末代を分割支払の終了した25ヶ月目以降も1,500円の割引が適用されるので、月額2,680円~6,780円(従量制)で利用可能となります。
『まとめ』ドコモでキッズ携帯から機種変更するなららくらくスマートフォン?
ドコモでは2020年時点ではキッズスマホが無く、らくらくスマートフォンシリーズを子供の初スマホ向けの機種として販売しています。(4とme)
らくらくスマートフォン自体に『ペアレンタルコントロール機能』は無く子供向けとは言えない
しかしらくらくスマートフォンシリーズは子供向けというよりはシニアなどのスマホ初心者向けの機種です。
4なら防犯ブザーは付いているものの、子供のペアレンタルコントロール機能はスマホには搭載されておらず、安心フィルターの機能に頼る事になります。
端末料金はドコモの割引で安いが、プラン料金は一般向けなのでそこそこ高い
料金面ではらくらくスマートフォンmeと4はそれぞれドコモの割引対象機種となっており、本体価格はかなり安くなっています。とは言え基本プラン料金は一般向けなのでそこそこ高く、やはり格安スマホと比べると高いですね。
ドコモなどで子供にスマホを持たせるなら、その前に格安スマホにする事も考えてみてはどうでしょうか?
以下のページで学年毎の格安スマホの選び方を解説しているので参考になれば幸いです。