Softbank『全国統一スマホデビュー検定』が勉強になると話題 親子のルール決めを

最近ではスマホの低年齢化が話題になっていますが、子供のスマホのネットトラブルは昔も今も変わらず起こり続けています。

フィルタリングやスマホの制限機能などでもある程度は防止できますが、結局のところ「親と子のスマホのリテラシー」が必要になり、それはスマホの低年齢化で年々重要性が増しています。

そんな中ソフトバンクが『全国統一スマホデビュー検定』というテストを実施しているので紹介していきましょう🎵

このページに書いた情報です♪↓

『全国統一スマホデビュー検定』って何?⇒親子でスマホやネットリテラシーを学べる機会に

この『全国統一スマホデビュー検定』は、ソフトバンクのウェブページで提供しているテストで、ランダムな問題の中から出題された全14問を回答するテスト形式となっています。

全国統一スマホデビュー検定のテスト問題のキャプチャ

こちらのソフトバンクの「全国統一スマホデビュー検定」はベネッセが全面監修しており、後半で実際の問題と解説を載せていますが、「SNS」や「フィルタリング」だけでなく、「フェイクニュース」「違法アップロードコンテンツ(著作権関連)」「歩きスマホ」「オンラインゲーム」などネットリテラシーも多岐に渡る&時代に沿った問題が出題されていてかなり実践的な内容です。

子供だけでなく保護者向けにもなっており、様々なスマホのトラブルを事前予防する知識がテストから自然に学べるので、スマホデビュー前/既にスマホを持っている親子でチャレンジしてみる事を強くお勧めします。

検定のテスト問題は上記のように選択問題ですが、「正しいものを選ぶ(複数の場合あり)」「間違っているものを選ぶ(複数の場合あり)」と結構試されます。私もやってみましたが10問正解のギリギリB判定で合格できました 笑

全国統一スマホデビュー検定のテスト結果⇒私はB判定でギリギリ合格との事

ちなみにソフトバンクとワイモバイルの両方で『全国統一スマホデビュー検定』の公式ページが存在しますが、どちらでも同じ検定になっています。

参考:
ソフトバンク公式サイト
ワイモバイル公式サイト

テスト後に親子のスマホルールの雛形(テンプレート)が使える⇒親子でルール決めして契約書を印刷&リビング等に置くと◎

またテスト後に「親子のスマホルール」が作れるテンプレートも使えるので、そちらが便利なので是非活用してみて下さい↓

★スマホルールを作る

テスト後に上記のような案内が表示される(以下ページから直接も可能)ので、そのまま進むと以下のようなルール決めの画面になるので、親子で話し合って入力⇒親子のルールの紙(契約書)を印刷できます↓

参考:親子で作る スマホルールリスト(専用ページへ)

★親子のスマホルール契約書の記入例と完成したルール

印刷した「親子のルール契約書」を親子が集まるリビングなど見えるところに置いておきましょう💡

全国統一スマホデビュー検定の問題と解答

こちらで確認できた「全国統一スマホデビュー検定」の問題&解答と解説を以下でまとめてみました↓

ネタバレになるので、一度テストを受けた後に復習のために確認してみて下さい🎵

Q.あなたが撮った写真をSNSやネットにアップするときにしてはいけない事を全て選んでください。
 
A.友達の寝顔の写真を許可なくSNSにアップする
B.仲の良い友達と一緒に撮った写真を本人の許可なくSNSにアップする
C.外出先で撮影した写真に知らない人が写っていたが、そのままSNSにアップする

正解と解説
正解:A&B&C
 
解説:顔が写った写真や動画を勝手に撮影されたり、公開されたりしたら困る事がありますね。
自分の顔が写った写真や動画を勝手に使われない権利を「肖像権(しょうぞうけん)」と言います。
 
自分やまわりの人の肖像権が守られるように、顔の写った写真や動画を、写っている人の許可なく撮影したり公開したりしないようにしましょう。
 
特にネットで写真や動画が拡散されると、関係ないところで勝手に使われる可能性が高くなるので、注意が必要です。

Q.自分のSNSアカウントに「今度人気のテーマパークに連れて行ってあげる」とコメントがついていました。正しい対応をすべて選んでください。
 
A.会ったりしたことはないが、よくやりとりをしている人なので合う事にした
B.友達のアカウントだったので、SNS上で返事をして会うことにした
C.返事をせずに、親に相談した

正解と解説
正解:C
 
解説:未成年が保護者がいない状態で見知らぬ人とどこかに行く事は、相手が犯罪に当たる行為をしている事になります。
また、友達になりすましてコメントをしている可能性があるので、知っている人でもSNS上で会う約束を取り付けるのはやめましょう。こういったコメントが来た場合、スクリーンショットを撮って保護者に相談しましょう。

Q.歩きスマホをしていたら、人にぶつかってケガをさせてしまいました。ケガをさせた方は、どんな責任を負うと思いますか。当てはまると思うものを全て選んでください。
 
A.未成年だから何もない。謝れば大丈夫
B.治療費や損害賠償を求められる。ケガの内容になどに応じて数万円~数十万円かかる。場合によっては数十万円~1億円を超える可能性も。
C.(14歳以上の場合)過失傷害罪で警察に捕まる

正解と解説
正解:BとC
 
解説:「過失傷害罪」は、わざとではないが不注意でケガをさせていまった罪のことです。
歩きスマホをしていて事故を起こし、相手がけがをしてしまったら、責任が問われる可能性があります。子供だからと言って許されるわけではなく、高額の治療費や損害賠償が保護者に求められることもあります。スマホをみていると周りが見えなくなり、自己の危険性が高くなりますので、十分に注意してください。

Q.二段階認証や生体認証が使えないSNSやアプリのパスワードを設定する場合、間違っている方法をすべて選んでください。
 
A.誕生日や携帯番号など覚えやすい数字にする
B.サービスごとにすべて違うパスワードにする
C.忘れないように、なるべく同じパスワードにする
D.誰でも想像しやすい文字列は避けて、なるべく長くする

正解と解説
正解:A&C
 
解説:パスワードは自分以外の人がSNSやアプリを使えなくするための大切な鍵です。ですから、絶対に誰にも分からない文字列にする必要があります。誕生日や携帯番号などは、友人には知っている人も多く、避けるべき。同じパスワードを使い回すのも危険です。サービス毎に別のパスワードを用意すること。そして複雑でなるべく長いパスワードを設定するようにしましょう。

Q.SNS上で仲良くなった友達から「あなたの全身の写真を送って」とメッセージが。断ると「顔は隠してもいいから、1枚だけ!」とお願いされました。こんなとき、正しい対応だと思うものを選んで下さい。
 
A.同性の友達だったら送ってもいいが、異性の友達は危ないので断る
B.どんな相手であってもきっぱり断る
C.自分の家や自分の情報が写り込まないように気を付けて体の写真を送る
D.先に相手の写真を送ってもらってから考える

正解と解説
正解:B
 
解説:SNS上で知り合った相手は同性の友達のつもりでも、実は異性かもしれませんし、大人かもしれません。「なりすまし」の可能性もあります。
例え顔を隠していても、写真をネット上にバラまかれるかもしれません。一度ネットにバラまかれた写真の回収は非常に難しく、あなたが想定している以上に危険な目に遭うこともあります。自分を守るために、慎重になりましょう。

Q.新型コロナウイルスに関して、フェイクニュース(嘘の情報でつくられたニュースのこと)が出回るケースがありました。嘘を見分ける方法として、間違っているものはどれでしょう。
 
A.一番はじめにの発信者は誰かを見極める
B.国や都道府県などの公式サイトや、ニュースサイトなど、SNS以外の情報と照らし合わせる
C.自分に教えてくれた人が正直な人かどうかを考える

正解と解説
正解:C
 
解説:発信者の分からない情報がSNS上で流れる事がありますが、こうした情報によって大きな混乱が起きたりする事があります。
慌てて情報を拡散するのはやめましょう。情報が正しいかどうか確かめることが必要です。

Q.無料の動画サイトを見つけました。調べてみたら許可をとらずに、動画をアップロードしている違法サイトだということが分かりました。してはいけない事を選びましょう。
 
A.会員登録が必要なく、身元がばれないサイトだったのでアクセスした
B.自分が好きな映画があったのでダウンロードして視聴した
C.友達にもサイトを教えてあげた

正解と解説
正解:A&B&C
 
解説:違法サイトのひとつに、許諾を得ずに、マンガや映画をアップする「海賊版サイト」があります。
2021年1月1日から新しく「改正著作権法案」ができ、使う人も違法と知っていながらダウンロードすることが規制され、悪質な場合は罪に問われる可能性があります。
また、知らずにアクセスすると、フィッシング詐欺に遭う可能性もあります。

Q.世界中で人気のサービスに「インスタグラム」や「ツイッター」があります。これらのサービスには年齢制限があります。利用していいのは何歳からでしょうか。正しいものを選んでください。
 
A.5歳以上
B.10歳以上
C.13歳以上
D.18歳以上

正解と解説
正解:C
 
解説:インスタグラムやツイッターを使ってよいのは、13歳以上となっています。13歳になるまでは使う事は控えましょう。また、13歳以上になって使うときにも、使い方を保護者とよく相談しながら使い、トラブルに遭わないように注意しましょう。

Q.オンラインゲーム中、避けるべき行動をすべて選んでください。
 
A.お金のかかるアイテムを買ってあげると言ってきた相手に、自分のIDやパスワードを教える
B.友達のID、パスワードを教えてもらってゲームをクリアしてあげる
C.暴威チャットで自分の通っている学校や住所を話す

正解と解説
正解:A&B&C
 
解説:プレイヤー同士の顔が見えないオンラインゲームでは、知らない相手と気軽に会話ができますが、使い方を注意しないとトラブルに繋がる事もあります。知らない人に自分のIDやパスワードを教えたり、ボイスチャットなどで自分の情報を話すことで個人情報を悪用される可能性があるので、やめましょう。

Q.友達と、動画を作ってネットにアップする事になりました。次の動画のアイデアのうち、多くの人から集中的に責められる危険性があるものを全て選んでください。
 
A.ハンバーガーショップで1円玉だけで買い物をする
B.コンビニのアイスケースの中に入る
C.電車の線路内に立ち入って踊る

正解と解説
正解:A&B&C
 
解説:コンビニのアイスケースの中に入ったり、線路内に立ち入ったりするのは犯罪ですし、わざわざ1円玉ばかりでお金を払うのはお店の人に迷惑ですから、こんなことをすれば攻め立てられて当然です。

Q.芸能人のSNSに「気持ち悪い」「芸能界から消してやる」などと書き込んでしまいました。この場合、どのようなことが起こり得るでしょうか。当てはまるものを全て選んでください。
 
A.犯罪になる可能性がある
B.慰謝料などを求められる可能性がある
C.個人的な感想なので何の問題もない

正解と解説
正解:A&B
 
解説:芸能人に対しての中傷の書き込みも、犯罪(侮辱罪や脅迫罪など)になる可能性があります。また、犯罪の成立要件を満たしていなくても違法性のある不正行為として、慰謝料を請求される可能性があります。誹謗中傷は絶対にしてはいけないと覚えておきましょう。

Q.自転車を走行中の「ながらスマホ」について間違っているものを全て選んでください。
 
A.走行中にスマホを使っていただけで5万円以下の罰金が課せられる
B.車や人が少ない道であれば問題ない
C.自転車専用の道路を走っていれば問題ない

正解と解説
正解:B&C
 
解説:自転車を運転するときは、自動車を運転する人と同じように、安全に運転しなければならないことが、法律などで決められています。スマートフォンをいじりながら走った場合は5万円以下の罰金を払わなければならないことがあります。
また、不注意から事故を起こして人をケガさせたりした場合には、犯罪に当たることがあり、高額な治療費や損害賠償を保護者が求められる可能性があります。

Q.自分で購入したマンガや、好きなアイドルの画像、動画の使い方について、法律で禁止されているものを全て選んでください。
 
A.マンガを写真に撮ってSNSにアップする
B.アイドルのライブ動画を勝手に撮って動画サイトにアップする
C.アイドルの写真を自分の待ち受け画面にする

正解と解説
正解:A&B
 
解説:画像や動画や文章など、誰かだ作った作品には、著作権という権利があります。
著作権とは、自分が作ったものを他人の人に勝手に使われない権利の事です。漫画にも動画にも音楽にも著作権があるので、勝手にネットにアップしたりすると、著作権法という法律に違反したことになるので、注意しましょう。ただし、法律違反をせずに手に入れた写真を待ち受け画面にするなど、個人で楽しむことは認められています。

Q.子供のスマホの使い過ぎが気になりました。使い過ぎにになったときに取るべき方法として、利用できる機能を選んでください。
 
A.フィルタリングアプリなどを使って、使用時間を設定できる機能
B.フィルタリングアプリなどを使って、使用できるアプリを個別に設定できる機能
C.あとから使用時間を確認できる機能

正解と解説
正解:A&B&C
 
解説:機種やデバイスによりますが、フィルタリングアプリによって使用時間や使用できるアプリを設定することができます。また、あとから利用時間を確認することもできるので、子供の利用状況に応じて、適宜フィルタリングを活用しましょう。

Q.子供から「身に覚えのないお金を請求するメールが届いた」と相談されました。次のうち、あなたが最初に取るべき行動で間違っているものを全て選んでください。
 
A.子供を叱って反省させる
B.請求のメールの文面をしっかりと確認する
C.請求されたお金を振り込む
D.消費生活センターや行政の相談窓口など専門機関に相談する

正解と解説
正解:A&C
 
解説:メール文面の一部の言葉をコピーして検索し、同様のメールを受け取っている人がいないか確認するなど、まずは落ち着いて状況を把握する事が大切です。架空請求メールであれば無視してよいですが、万が一お子さまが保護者に無断で有料サービスを利用していた場合には、消費生活センターなどに相談して対応することが必要かもしれません。
子供に非が無くても、ランダムにメールが送られてくることもあります。話を聞き必要であれば叱ることも大切ですが、まずは報告した事を褒めて、日頃から相談しやすい状況をつくっていきましょう。

Q.自分の子供がSNSで特定の人物名を挙げずに「むかついた」などネガティブな投稿をしていました。見かけた場合の対応として正しいものをすべて選んでください。
 
A.そのままにしておく
B.個人を特定していないので問題ない
C.個人を特定していないが、人を傷つける可能性があるので削除させる

正解と解説
正解:C
 
解説:誰のことだか分からない悪口がSNSに書かれ、書かれた側がひどい苦痛を受ける事が目立っています。書かれている側としては「おまえのことではない」「自意識過剰だ」などと言われる恐れがあり、なかなか被害を訴えられません。誰の事だか分からなければよいとか、直ぐに消えるからよいとか、見ている人が少なければよいとか言った事はありません。こうした書き込みが人を傷つけるという事を、理解する必要があります。

Q.自宅のWi-Finiパスワード不要の見知らぬWi-Fiが。子供に、勝手にそのWi-Fiを使わないように伝えるときの、正しい説明を次からすべて選んでください。
 
A.パスワード不要のWi-Fiでも、権利者から許可を得ないと使ってはいけない
B.そのWi-Fiに他人が接続すると、接続された側に情報が伝わるため、トラブルになる可能性が高い
C.そのWi-Fiにセキュリティ対策がされていないと、ウイルス感染の危険性がある

正解と解説
正解:A&B&C
 
解説:パスワードのかかっていないWi-FIには乗っ取りやウイルス感染、そして個人情報の漏洩などのリスクが存在します。Wi-Fiの中には、名称などを巧妙に似せて公衆無線LANになりすましているものも少なくありません。こういったものは特に悪意が込められていると考えましょう。
また、Wi-Fiのアクセスポイントに接続してしまうと情報が相手に筒抜けになってしまいます。例えば、特定の不正アプリを強制的にインストールされ、スマートフォンが乗っ取られてしまう事もあります。そうなると、ネットバンキングやSNSなどの、スマートフォンで管理していた重要なアカウント情報も筒抜けになってしまう危険性があります。
乗っ取りを防ぐためには、そもそもフリーWI-Fいに接続しない事が最も重要です。接続時に鍵マークがついていないWi-Fiや名称が不明なWi-Fiには絶対に接続しないようにしましょう。

Q.文部科学省が中学校へのスマホ持ち込みを4つの条件付きで容認していますが、その条件として正しいものをすべて選んでください。
 
A.学校での管理方法と紛失時の責任の明確化
B.学校や家庭による危険性の指導
C.学校と生徒らが協力したルール策定
D.閲覧対象を制限する「フィルタリング」を教師の責任で設定

正解と解説
正解:A&B&C
 
解説:フィルタリングは保護者の責任でせっていします。家庭で話し合ってフィルタリングを設定しましょう。
※中学校へのスマホの持込は原則禁止です。適用するルールは学校協議会等、学校、保護者の代表・地域で話し合って決めるため、学校ごとに異なります。
文部科学省は学校へのスマホの持ち込みを原則禁止しています。中学校では条件付きで容認していますが、災害時や犯罪、事故の際の緊急連絡等とするためであることに注意が必要です。学校にスマホ等を持ち込めば、登下校時の歩きスマホによる事故、学校の紛失や破損、不適切な利用等の問題につながる可能性があります。学校への持ち込みはあくまでも例外的なことであり、持ち込む場合にはルールを守る事を徹底する必要があります。

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