警視庁などでも色々と啓蒙活動やってるみたいです。
「自撮り被害」は「だまされたり、脅されたりして18歳未満の子供が自分の裸体等を撮影させられたうえ、メール等で送らされる被害」の事ですね。
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そもそも「自撮り被害」とは?年々増加傾向で警視庁も警鐘
そもそも「自撮り被害」という言葉をご存じない方もいると思うので解説を。
「自撮り被害」という言葉自体は警視庁が定義した言葉で、定義はこんな感じ↓
「自画撮り被害」とは,だまされたり,脅されたりして自分の裸などの写真を撮影させられ,送らされること。被害に遭う児童・生徒は,近年増加傾向です。
兵庫県警察が出している「自撮り被害」に関する正しい情報と被害に遭わないための啓発動画があったので参考に載せておきます↓
マンガ『STOP!自画撮り!』
また、後述するようにここ数年で「自撮り被害」の件数が増加傾向にある事から、警視庁でも以下のような「中高生向け児童ポルノ被害防止啓発マンガ」を出していますね↓
言葉で説明するよりも、これらを見た方が”自画取り被害”が「どんな被害なのか」「どんな手口なのか」が分かりやすいと思います。
自撮り被害は右肩上がりで増加!警視庁の統計データから分かる事
「自撮り被害」の概念については充分だと思いますが、この被害の件数は年々増加傾向にあります。
以下は警視庁の「【児童ポルノ事件】 検挙件数・検挙人員・被害児童数の推移」の統計なのですが、その中に「児童が自らを撮影した画像に伴う被害に遭った児童の推移」の統計もあります↓
警視庁の統計でも、ここ数年は「自撮り被害」が年々右肩上がりで増加傾向にある事が事件の件数としてもはっきりと出ています。
また「写真による脅し」という被害の性質上、相談できず抱え込んでしまってカウントされていない件数も相当あるのではないでしょうか。
そう考えると上記の統計件数も、氷山の一角部分でしかないのではないでしょうか。
「自撮り被害」の9割が中高生
また上記の警視庁の統計データから、被害者の9割近くが中高生である事が分かります。
特に高校生よりも中学生の方が被害件数が多く、スマホの低年齢化によって被害がネットリテラシーの低い学年にも及ぶようになっているのが現状です。
以下のページで小中学生スマホの所有率を解説していますが、近年でスマホの低年齢化が進んでいる事からも、今後は小学生でも被害に注意する必要があるかもしれません。
「自撮り被害」の原因はスマホの低年齢化と「LINE」や「Twitter」で簡単に不特定の相手と接触できる事
自撮り被害が増加した原因として「スマホの低年齢化」を上げましたが、他にも警視庁の統計から分かる事があります。
以下は同じく警視庁の被害統計の「SNSに起因する被害児童の推移」です↓
昔であれば「出会い系」からの被害件数が多かったのですが、現在は「SNSからの被害」が圧倒的に多く、ここ数年で分かりやすいくらいに右肩上がりになっているのが見て取れますね。
つまり「自撮り被害」の原因(接触方法)の大半が「SNSから」という事が言えます。
先程の動画でもありますが、主にLINEやTwitterからの接触が原因になっていると思われます。
『自撮り被害の対策は』まずは子供に自撮り被害を知ってもらう事
という事で、ここまでで「自撮り被害」がどんなものなのか。どんな手口で起こるのか。そして何が原因なのかが何となく理解できたのではないでしょうか。
ここから保護者としてするべきことは1つです。
つまり「対策する」事です。
まずは子供にここで紹介した警視庁の啓蒙漫画や動画を見せて、「自撮り被害というものが増えているから友達でも絶対に送らないで」という事を知ってもらう事からでしょう。
ネットが普及して以来、簡単に世界中に自分の写真や個人情報が流出してしまう時代です。
一度流出した個人情報は一生消すことが出来ず最悪の場合一生の傷を負う可能性だってあります。加害者側はこの恐怖を逆手にとって脅迫します。その写真を送ることがどれだけ危険なのかを理解してもらう必要があります。
『自撮り被害』ハード的な対策も可能な時代に
2020年になって、この増加傾向の「自撮り被害」をシステム的に解決する事もできるようになりました。
アンテナ感度の高い保護者の方ならご存じかもしれませんが、子供の見守りスマホを提供している『トーンモバイル』という格安スマホが、2020年に「自撮り被害」をAIで防止できるスマホを開発し、発売しています。(Yahooニュースにもなっていましたね)
「TONEカメラ」と呼ばれる機能によって、不適切な裸や下着、露出度の高い被写体を撮影した場合にAIが自動で検知し、ブロックします↓(同時に事前に設定した保護者のスマホに自動通知する事も可能)
特に小中学生に持たせるスマホとして、「安全面」と「料金面」でこれ以上のスマホはないのでこのサイトでも紹介していますので、興味があれば詳しく解説している以下のページをご参照ください↓