私が今ソフトバンクを使っているんだけど、節約でワイモバイルに乗り換えようかと思って
実は自分もソフトバンクからワイモバイルに乗り換えて5年ほど使っていますので、実際の使用感や違い・注意点などを解説していこうと思います。
また、ソフトバンクからワイモバイルに乗り換える手順は以下のページで解説しています♪↓
ソフトバンクからワイモバイル乗り換え最大のメリットは料金の安さ!実際の明細を公開
現在ソフトバンクを使っている人にとって、スマホ代は気になるところでしょう。
特にここ最近では「楽天モバイル」や「LINEモバイル」など格安スマホが当たり前になっているので、通信費の節約を考える人は非常に多いです。
特にソフトバンクユーザーであれば、ソフトバンクのグループ会社の『ワイモバイル』という名前は絶対に目にする事でしょう。
最近ではソフトバンクショップ内でワイモバイルを取り扱っている店舗も多く、ソフトバンクユーザー宛にワイモバイルから優待ハガキが届いたりするので、尚更「ソフトバンク⇒ワイモバイル」を考えるのではないでしょうか。
事実、ワイモバイル利用者の多くが元ソフトバンクユーザーで、ワイモバイルがソフトバンクユーザーの乗り換え先格安SIMの代表格となっています。
ソフトバンクからワイモバイルに乗り換えたら料金はこうなる
かく言う自分も昔はソフトバンクを使っており、今はワイモバイルへ乗り換えて3年近く使っています。
ソフトバンク時代は謎の2年縛りフォトフレームを買わされたり、無駄に容量の大きいプランだったりで月額料金は1万円弱程でしたが、ワイモバイルに乗り換えて5年以上使っている現在の月額料金はこんな感じです↓
毎月1万円弱をずっとしはらっていたのに、財布の負担が一気に減って「なんて簡単で効果絶大な節約なんだ!」と感心した覚えがあります。
なんせ毎年10万円近くの固定費の節約に成功しているわけですから。
ソフトバンクからワイモバイルに乗り換えた感想「乗り換えた感じがしない」
ただ乗り換える際に一番心配だったのが「料金が安い分何か品質が落ちるんじゃないか?」という心配です。
が、乗り換えて数日使っての感想は「これソフトバンクと変わらなくないか?」という事でした。(同じソフトバンク回線なので当たり前と言えば当たり前ですが)
「格安SIMは通信速度が遅かったりで、乗り換えて後悔してキャリアに戻る人も一定数いる」という話も聞いていたので、いい意味で拍子抜けでしたね。
実際のソフトバンクとワイモバイルの通信速度の実測比較も後述しているので参考にしてみて下さい。
【ワイモバイルの特長】料金プラン・通信速度・店頭サポート・契約の縛り
まずはワイモバイルの特長をざっくりと解説していきます。
ソフトバンクと同じ部分も多いですが、料金プランや残ギガの翌月繰越など違う部分もあります。
ワイモバイルの料金プランはS/M/Lのシンプル3プラン🎵
ワイモバイルの料金プランですが、2021年2月より「シンプルS」「シンプルM」「シンプルL」の3つの大中小の分かりやすいプランにリニューアルされました↓
5G対応の料金プラン「シンプルS/M/L」
3つのプランの違い | シンプルS | シンプルM | シンプルL |
月額料金 (税込) |
2,178円/月 | 3,278円/月 | 4,158円/月 |
月データ容量 | 3GB (増量オプション加入で3⇒5GB) |
15GB (増量オプション加入で15⇒20GB) |
25GB (増量オプション加入で25⇒30GB) |
余データの 翌月繰越 |
◎(余ったギガは翌月に繰り越せるように) | ||
超過制限時の 通信速度 |
最大300kbps | 最大1Mbps | |
対応通信形式 | 4G/5G | ||
無料通話 | 無し 22円/30秒 (オプションで加入する形式) |
Y!mobile公式ページ:
プランの違いは月に使えるデータ容量が「シンプルS=月3GB」「シンプルM=月15GB」「シンプルL=月25GB」と大中小になっており、もし使い切って通信制限になっても「シンプルMとLは制限時も速度が最大1Mbps(中速)は出る」ので、低画質YouTubeくらいなら通信制限でも視聴する事ができます。
プランは後から簡単に変更できるので、迷ったらとりあえずシンプルMを選んで使って、翌月から変更すればいいと思います。
あとは、旧プランでは全てのプランに「10分までかけ放題」が付いてのコミコミだったのですが、現在のシンプルプランには無料通話は最初からは付いていないのでオプションで加入する必要がある点には注意です。
【プランの特長】余ったギガ数は翌月に繰り越しが可能に⇒ムダなギガ捨てがなくなった
また2021年8月18日にワイモバイルの料金プランが上方修正され、現在は余ったギガが自動で翌月に繰り越しされるようになりました↓
今まで使い切れず無駄に捨てられていたギガが翌月に回せる=翌月使えるギガ数が増えるので、実質増量みたいな感じで地味に便利になりました。
参考:2021年8月より料金プラン改定 | ワイモバイル公式
データ増量オプション(月額550円)は1年間無料なので取り合えず加入
また毎月の月容量を増やす「データ増量オプション」という月額550円の有料オプションにも加入でき、この増量オプションで増えるギガ数もパワーアップしています↓
そもそもこの「データ増量オプション」はワイモバイル契約から1年間は無料で使えるので、取りあえず1年間は使い倒しておきましょう。
ワイモバイルの2年縛りが完全撤廃!契約期間縛りも違約金もなくなった
2019年10月より電気事業法改正を受けてワイモバイルの2年縛りも完全撤廃され現在は縛りは一切ありません。
これによってワイモバ契約後に「思ったのと違った」などでソフトバンクに戻ったり別の通信会社にのりかえたりする際にも、契約期間の縛りも違約金等が一切かからないので気軽からワイモバイルに乗り換えられるようになりました♪
ソフトバンクの公式ページにも以下のように「契約期間の縛りなし!違約金なし!」と記載されていますね♪
参考:契約期間の縛りなし・解除料なし | Y!mobile公式
ワイモバイル唯一のデメリットだった「2年縛り」も2019年10月から完全撤廃され、「通信速度」「データ容量」「無料通話」「縛りなし」と完全に死角がなくなりました。
SBからY!への乗り換えで月額5千円近く安くなる
唯一のデメリット2年縛りが2019年10月から撤廃された(重要!)
ワイモバイルの通信速度はソフトバンクと同じく爆速
ワイモバイルの通信速度を測定してみても、以下のように都内で平日の日中で35Mbps以上の爆速通信だったので、動画もサクサクみれますし、通信速度もソフトバンクとほぼ変わらないレベルです↓
またワイモバイルでも5G対応しているので、場所によっては最新の5G回線も使う事ができます。この辺は別ページ詳しく解説しているので参考にしてみて下さい↓
ワイモバイルは街中にショップ多くあるので直接聞けるのが嬉しい
また、ワイモバイルは街中に実店舗があるのも他の格安スマホと大きく違うところで、分からなかったり苦情があればワイモバイルショップに行ってスタッフに聞けるのが気持ちの上で大きかったですね。
ここ最近ではソフトバンクショップでもワイモバイルを取り扱っている店舗が増えてきたので尚更です。(格安SIMでここまでショップ(実店舗)がある会社はワイモバイルくらい)
参考:ワイモバイルの店舗検索
むしろ乗り換え前のソフトバンクと差を感じられなかったので「今まで一体何にお金を払っていたんだ」と不思議な気分になりました。
ソフトバンクとワイモバイルの品質差は感じないレベル
街中にワイモバイルショップがあるので色々安心
ちなみにワイモバイルは2018年のスマホ満足度No1にも選ばれているそうです↓
「ワイモバイル=安いソフトバンク」なんだから、他の格安SIMと比べたら満足度が高いのは当然と言えば当然です。
一応ワイモバイルの長所と短所を以下のページにまとめています↓
ワイモバイルとソフトバンクの違いは?2社を徹底比較
という事でここまでで、ソフトバンクからワイモバイルへ乗り換えた感じがなんとなく掴めたかと思います。
ここからはワイモバイルとソフトバンクの違いを様々な面から比較してみたいと思います↓
【ソフトバンク VS ワイモバイル比較表】
2社比較 | ||
料金プラン | シンプルS(月3GB): 月額2,178円 シンプルM(月15GB): シンプルL(月25GB): |
メリハリ無制限(上限なし): 月額7,238円 ミニフィットプラン+(月5GBまで使った分だけ): |
通話料金 | 22円/30秒 | |
無料通話 | 全プラン無料通話は無し=必要に応じて以下の通話オプション選択↓
10分までかけ放題『誰とでも定額』: 完全かけ放題『スーパー誰とでも定額(S)』: |
全プラン無料通話は無し=必要に応じて以下の通話オプション選択↓
5分までかけ放題(準定額オプション+): 完全かけ放題(定額オプション+): |
最低利用期間 | 無し(2019年9月より完全撤廃) ※契約期間を伴わない契約も割高だが有り |
まずは料金プランについて2社を比較していきます。
「大容量プラン」のソフトバンクと「小~中容量&格安プラン」のワイモバイル
ワイモバイルとソフトバンクの最大の違いと言えば「料金安さ」でしょう。
ソフトバンクからワイモバイルに乗りかえを検討する理由は「スマホ料金を安くしたいから」という方がほとんどだと思いますし、事実ワイモバイルとソフトバンクの料金を比較すればギガ単価でみてもワイモバイルの方が安いです。
2社比較 | ||
料金プラン | シンプルS(月3GB): 月額2,178円 シンプルM(月15GB): シンプルL(月25GB): |
メリハリ無制限(上限なし): 月額7,238円 ミニフィットプラン+(月5GBまで使った分だけ): |
そもそもプランの料金が全然違うこともありますが、提供しているプランの容量が違うのも2社の違いだと言えます。
ソフトバンク株式会社も決算説明会の資料に以下のように記載している事からも、ソフトバンクは動画ヘビーユーザー向けの「大容量プラン」を、ワイモバイルは「低価格」を推し出している事が分かります↓
参考:2019年3月期 第3四半期決算説明会 | SoftBank株式会社
またワイモバイルで2021年2月よりリニューアルした「シンプルプラン」では、シンプルMで月容量15GB、シンプルLで月容量25GBもあるので、ヘビーユーザーでも充分な容量になっています。
通信速度はどちらも爆速で違いなし⇒ただし通信制限時の速度はワイモバイル優勢
先述の通りワイモバイルの通信速度は「爆速」ですし、私も5年くらいワイモバイルを使い続けていますが未だに通信速度遅くて困ったことはありません。
実際に2023年4月の平日の通信速度の実測結果を見ても、1日を通して通信速度が40Mbps以上出ている時間帯がほとんどで安定して速いのが分かります↓
通信速度の実測値比較:ソフトバンクの方が速いが体感変わらない
またその1日の「ソフトバンク」「ワイモバイル」「一般的な格安SIM」を朝/昼/夕方/夜/深夜の5回実測した結果が以下の表です↓
時間帯 | Softbank | ワイモバイル | 格安SIM平均 | |||
下り速度 (Mbps) |
Ping | 下り速度 (Mbps) |
Ping | 下り速度 (Mbps) |
Ping | |
朝(8:00) | 95.74 | 39ms | 63.08 | 86ms | 18.37 | 182ms |
昼(12:30) | 74.84 | 39ms | 54.35 | 83ms | 8.04 | 327ms |
夕方(17:00) | 83.38 | 40ms | 36.67 | 90ms | 17.45 | 198ms |
夜(21;00) | 66.01 | 37ms | 45.24 | 86ms | 17.59 | 199ms |
深夜(0:00) | 102.68 | 35ms | 40.73 | 89ms | 38.17 | 118ms |
実際の通信速度を見ると、ソフトバンクの方がワイモバイルよりも1.5~2倍ほど高い通信速度となっているので正確にはソフトバンクの方が通信速度は速いです。
しかし動画視聴やSNS、ネット検索くらいの利用だと両社とも充分すぎる速度が出ているため、体感の通信速度に差は感じませんでした。
超大容量のデータをコンスタントにダウンロードする人や、FPSや格ゲーなど一瞬の画面の反応速度が影響するゲーム等で拘りたい人であれば、ソフトバンクの方がいいかもしれません。(それ以外の人にはほぼ影響なし)
また一般的な「格安SIM」の多くがお昼の12時台の混雑時間帯に極端に速度が遅くなるのですが、ワイモバイルは混雑時間帯でも問題なく速いですね。個人的にはここがワイモバイルと他格安SIMとの決定的な違いだと感じています。
通信制限時の速度はソフトバンクよりも速い
あまり注目されないかもしれませんが、特にギガを使い切った通信制限時の制限速度を比較するとワイモバイルの方が速いです。
ソフトバンクは最大128kbpsまで下がりYahooトップページの表示すら厳しい状態になりますが、ワイモバイルは「シンプルS」で最大300kbps&「シンプルM」と「シンプルL」は最大1Mbps(1,024kbps)と制限時でもそれなりに使える速度が出ます↓
2社比較 | ||
制限時の通信速度 | シンプルS:最大 300 kbps
シンプルM/L:最大 1 Mbps |
最大 128 kbps |
ギガ追加購入 | 0.5GB単位で550円で追加可能 | ・0.5GB単位で605円で追加可能 ・1GB単位で1,100円で追加可能 |
別ページでも試していますが、ワイモバイルの「シンプルM」や「シンプルL」だと通信制限になっても制限速度が最大値の1Mbps付近まで速度が出たので、低画質でのYouTubeくらいなら視聴が可能でした。
一応ソフトバンクもワイモバイルも0.5GB単位で550~605円でギガ追加は可能ですが、ワイモバイルは通信制限になっても低画質YouTubeやインスタができるのはかなり大きいと思います。
最新iPhoneが買えるソフトバンクと、格安型落ちiPhoneが買えるワイモバイル
取り扱っているiPhoneモデルについてもワイモバイルとソフトバンクで異なります。
若者を中心に爆発的な人気のあるiPhoneですが、そもそも販売できるのはAppleの正規代理店に限られるので大手4キャリアと幾つかの格安スマホでしか販売されていません。
ソフトバンクもワイモバイルもそんなiPhoneを取り扱う数少ない携帯会社なのですが、販売しているiPhoneのモデルには以下のように種類差があります↓
iPhone取扱 2社比較 |
容量 | ||||
SoftBank定価 | 実質負担額 (2年後返却時) |
Y!Mobile定価 | 実質価格 (端末値引21,600円) |
||
iPhoneSE3 (2022.3発売) |
64GB | 67,680 | 33,840 | 67,680 | 46,080 |
128GB | 74,880 | 37,440 | 74,880 | 53,280 | |
256GB | 90,000 | 45,000 | 90,000 | 68,400 | |
iPhone13Pro (2021.9発売) |
128GB | 144,000 | 72,000 | 取扱無し | |
256GB | 157,680 | 78,840 | |||
512GB | 186,480 | 93,240 | |||
1T | 214,560 | 107,280 | |||
iPhone13Pro (2021.9発売) |
128GB | 157,680 | 78,840 | 取扱無し | |
256GB | 172,080 | 86,040 | |||
512GB | 200,160 | 100,080 | |||
1T | 228,240 | 114,120 | |||
iPhone13 (2021.9発売) |
128GB | 115920 | 57960 | 取扱無し | |
256GB | 129,600 | 64,800 | |||
512GB | 157,680 | 78,840 | |||
iPhone13Mini (2021.9発売) |
128GB | 101,520 | 50,760 | 取扱無し | |
256GB | 115,920 | 57,960 | |||
512GB | 144,000 | 72,000 | |||
iPhone12Pro (2020.10発売) |
128GB | 118,080 | 59,040 | 取扱無し | |
256GB | 129,600 | 64,800 | |||
512GB | 154,080 | 77,040 | |||
iPhone12ProMAX (2020.11発売) |
128GB | 129600 | 64800 | 取扱無し | |
256GB | 141,840 | 70,920 | |||
512GB | 166,320 | 83,160 | |||
iPhone12 (2020.10発売) |
64GB | 95,040 | 47,520 | 95,040 | 73,440 |
128GB | 100,080 | 50,040 | 100,080 | 78,480 | |
256GB | 112,320 | 56,160 | 112,320 | 90,720 | |
iPhone12Mini (2020.11発売) |
64GB | 71,280 | 35,640 | 71,280 | 49,680 |
128GB | 76,320 | 38,160 | 76,320 | 54,720 | |
256GB | 100,080 | 50,040 | 100,080 | 78,480 | |
iPhoneSE2 (2020.4発売) |
64GB | 57,600 | 28,800 | 57,600 | 36,000 |
128GB | 64,080 | 32,040 | 64,080 | 42,480 | |
256GB | 78,480 | 39,240 | – | – | |
iPhone11Pro (2019.9発売) |
64GB | 118,080 | 59,040 | 取扱無し | |
256GB | 135,360 | 67,680 | |||
512GB | 159,840 | 79,920 | |||
iPhone11ProMAX (2019.9発売) |
64GB | 132,480 | 66,240 | 取扱無し | |
256GB | 149,760 | 74,880 | |||
512GB | 174,240 | 87,120 | |||
iPhone11 (2019.9発売) |
64GB | 66,240 | 33,120 | 取扱終了(~2022.3) | |
128GB | 87,840 | 43,920 | – | – | |
256GB | 100,080 | 50,040 | – | – | |
iPhone8 (2018.9発売) |
64GB | 58,320 | 29,160 | 取扱無し | |
iPhone7 (2017.9発売) |
32GB | 36,720 | 18,360 | 取扱無し | |
公式ページ | (iPhone一覧) | (iPhone一覧) |
最新iPhoneはワイモバイルでもソフトバンクでも取り扱いに💡
2020年までは取扱iPhoneモデルは「ソフトバンク=最新iPhoneモデル」&「ワイモバイル=型落ちiPhone」という差別化をしていたのですが、2021年2月にワイモバイルでもiPhone12と12miniの取り扱いが開始されました(詳細は以下ページ参照↓)
これ以降は割と新しめのiPhoneモデルでもワイモバイルで取扱いをするようになっており、2022年3月18日発売のiPhoneSE(第三世代)もソフトバンクとワイモバイル同時発売となっています↓
ただしソフトバンクは取扱いiPhoneの種類が多く、型落ちiPhone7やiPhone8も未だに販売している他、ハイスペック最新モデル「iPhone12 Pro」シリーズも取り扱っている点は違いになります。
端末割引方法が決定的に違う!ソフトバンクは「”返却”で最大半額負担」ワイモバイルは最大21,600円割引
またiPhoneを含む端末の割引方法がソフトバンクとワイモバイルでは決定的に違っています。
ソフトバンクでは端末を48回分割購入時に加入できる「新トクするサポート」のような返却プログラムで実質負担額を減らしており、購入から2年後にスマホを返却する事で残債が免除されるシステムになっています。(負担額を減らすためには返却が必須)
公式ページ:新トクするサポート | SoftBank公式
対してワイモバイルはシンプルな端末値引となっており、「新規契約」か「他社からワイモバイルへのりかえ(MNP)」であれば、最大21,600円の端末割引を受ける事できます。(端末は手元に残る)
「端末割引で最終的に端末が手元に残るかどうか」が両社が決定的に違う点です。
ソフトバンクからワイモバイルに乗り換える際の注意点4つ
と、ここまでワイモバイルの回し者かという位に褒めちぎりましたが、ソフトバンクからワイモバイルに乗り換える際に注意すべき事も3つあるので、絶対に乗り換え前には読んでおいて下さい。
注意点➀:ソフトバンクの2年縛りと違約金:旧プランだと残っている可能性有り⇒2022.2より完全撤廃に🎵
こちらはワイモバイルというよりはソフトバンク側の問題でが、ソフトバンクからワイモバイルに乗り換える場合、ソフトバンクの旧プラン(未だに2年縛り&違約金が残っているケースがある)を使っている場合、「ワイモバイルにのりかえ=ソフトバンク解約=違約金が発生する」可能性がありました。
これは「ソフトバンクでは2019年10月から2年縛りと違約金が撤廃された」のですが、正確には「2019年10月から後のソフトバンクのプランが2年縛りと違約金が撤廃されている」からです。
それ以前に作られたソフトバンクの旧プランを現在も使っている場合には、旧プランは2年縛り&違約金付の可能性がある訳ですね↓
そんなことが問題になってか、2022年2月より旧プランで2年縛りがかかっていても違約金が完全撤廃されました🎵
“ソフトバンク”と“ワイモバイル”の契約解除料の免除
1. 内容:“ソフトバンク”と“ワイモバイル”で過去に提供していた契約期間がある料金プランにおいて、契約更新月以外の解約時に生じる契約解除料を免除します。(法人のお客さま向けに提供している一部の料金プランや固定通信サービスは対象外です。)
2. 開始日:2022年2月1日
なので現在はソフトバンクの2年縛りや違約金を気にすることなく、ワイモバイルや他社へ乗り換え・解約が事が可能となっています。
詳しくは以下ページで解説しているので、現在ソフトバンクからワイモバイルへ乗り換えを検討している人は参考にしてもらえればと思います↓
2019年10月からのプランなら2年縛りも違約金も完全撤廃されている
それ以前の旧プランだと2年縛り&違約金のままの可能性がある⇒現在は撤廃済み🎵
注意点➁:ソフトバンクで購入した端末代のローンは当然残る
2つ目の注意点もソフトバンク側の問題で「ソフトバンクで分割で購入したスマホの残ローンは当然請求される」という点です。
例えば現在ソフトバンクで最新のiPhoneを24回分割で購入し、10回分を返済した状態でワイモバイルに乗り換えた場合を考えます。
するとワイモバイルの乗り換える=ソフトバンクを解約した時点で、スマホ代の残り14回分は解約後にソフトバンクから請求されます。(スマホ本体のローンなのでソフトバンク解約しても当然返済が必要)
この残ローンは分割でも一括でも返済可能ですが、意外と見落としがちなので注意点として解説しました。
ソフトバンクで買った端末の残債はもちろん残る
注意点➂:ソフトバンク購入のスマホをワイモバイルで使えるか確認を&SIMロック解除は必須!
ワイモバイルなどの格安スマホへ乗り換える人は「今使っているスマホをそのまま格安スマホで使いたい」という人が過半数です。
しかしワイモバイルでソフトバンクで買ったスマホを使うためには、ソフトバンクでスマホのSIMロックを解除する必要があります。(「SIMロックって何」や「SIMロック解除の条件」はこのページでは割愛します)
ワイモバイルはソフトバンクグループなので「SIMロックの解除なしでソフトバンクのスマホが使えるのでは?」と考えがちですが、以下のワイモバイルの動作確認機種の一覧ページを見ても、ソフトバンク版のスマホでもSIMロックの解除が必要な機種が多いです↓
●他社が販売する携帯電話など
・SIMロックが解除されていない製品はご利用いただけません。
「今ソフトバンクで使っているスマホはワイモバイルで使えるの?」という疑問があれば、以下のワイモバイル公式ページに動作が確認されている機種と条件などが記載されているので各自自分のスマホを確認してみて下さい↓
ちなみに2021年6月以降にソフトバンクで発売された機種(Xperia 1 III以外)は、SIMロックがかかっていないSIMフリー機種なのでSIMロックを解除しなくてもワイモバイルで利用可能なのでご安心を。
SIMロックはワイモバ乗り換え時に勝手に解除してくれる(自分で解除不要)&MNP予約番号の発行等も不要
また2021年8月18日以降、一部の「SIMロック解除機能が搭載されている機種」であれば、乗り換え時にソフトバンク側で自動でSIMロック解除を行ってくれるので自分で解除する必要はありません。
参考:SIMロック解除機能が搭載されている機種を教えてください | Softbankサポート
2021年8月18日(水)以降にブランド間でのりかえのお申し込みをされたお客さまへ
ソフトバンクからワイモバイルおよびLINEMO(ラインモ)へのブランド間ののりかえの場合、のりかえ前にご利用いただいているソフトバンク製品のSIMロック解除手続きを同時に実施しますので、お客さまのお申し出によるSIMロック解除手続きは不要です。
・ネットワーク利用制限中の製品はのぞきます。
・のりかえ前にご利用いただいているソフトバンク製品がGoogle Pixel 4a、Google Pixel 4a (5G)、Google Pixel 5の場合、解除後に機種をご利用になる際には、一度Wi-Fiへ接続いただき、以下のSIMロック解除通知を受け取る必要があります。
「携帯通信会社のロックを解除しました どのネットワークでもデバイスを使用できるようになりました」
・当社オンラインショップでのりかえを検討されているお客さまへ
のりかえ前にご利用いただいているソフトバンク製品にて、ワイモバイルまたはLINEMOのeSIMをご利用予定のお客さまは、事前にMy SoftBankからSIMロック解除を行っていただきますようお願いします。
という事で上記の例外に当てはまるケース以外は、自分でソフトバンクでSIMロックを解除する必要はなくなりました。
また通常乗り換え時にソフトバンク専用ダイヤルに電話して発行してもらう『MNP予約P予約番号(10桁の数字)』も、またソフトバンク⇒ワイモバイルに乗り換えの場合は同グループという事で自動でやってくれるので不要となっています。
ソフトバンクのスマホを使う場合一応ワイモバイルで動作実績端末かどうか確認を!
SIMロックはワイモバ乗り換え時に勝手に解除してくれる
MNP予約番号の発行も不要
注意点➃:ソフトバンク⇒ワイモバイルのりかえ時には殆どの申込キャンペーンや端末値引が対象外で不遇気味
ただし別のページでも解説していますが、ソフトバンクやLINEMOなど同ソフトバンク回線からワイモバイルへのりかえる場合だけは、ワイモバイルの「申込キャンペーン特典」や「端末割引特典」の対象外になる点には要注意です。
前述の通り「SIMロックの自動解除」や「MNP予約番号の発行不要」など同グループのりかえで便利ではあるのですが、特典面は冷遇なので注意しましょう。のりかえ特典を重要視するのであればソフトバンク回線以外へのりかえるのがベストと言えます↓
そもそもソフトバンクとワイモバイルでプラン料金に大きく差がある割に回線品質などはほぼ同じなので、プラン変更くらいの感覚で乗り換えてしまっても損はないでしょう。
ここまで一見ソフトバンクとワイモバイルで一長一短に見えますが、ワイモバイルでもAppleで最新iPhoneを定価で買って持ち込む事で使えるので、総合的にはワイモバイルにした方が良いユーザーの方が遥かに多いと思います。
方が速いが体感変わらない